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アレ系 「銀色、遥か」クリアーv(`∀´v) [アレ系]

メーカーはtone work'sです。
『銀色、遥か』応援中!
長かった…長かったです(;´Д`)ハァハァ
クリアまでに長期間掛かった理由はシナリオ自体の長さと、飽きというのが正直なところです。

本当に面白ければすぐに終わるのだけれど、丁寧にシナリオを作っている分、
自分とは合わないヒロインだったり、構成がイマイチだったりすると作中の主人公とヒロインの
気持ちの変化に「乗り遅れ」てしまい、盛り上がれずに…というところが大きかったです。

ちなみに私の攻略順は、「べスリー」→「ヒナ」→「雪月」→「椛」→「瑞羽」という順になりました。

私の場合は最初の二人が大当たりで、そこからは下降線を辿った印象です。
そういうわけでシナリオが長い分、この攻略順によっても、このゲームの印象が変わってくるかも。

攻略順でいえば、最初にべスリーに進むのを推しておきますd('-'*
というか中途半端な選択肢を選んでいたらべスリーに進んだ!

これは、どうしても他のヒロイン編との話の都合で、留学問題がアッサリ解決してしまうからです。
(重みが無くなるという意味で)


■ここが良かった!■
☆共通ルートのシナリオ運びが秀逸だった。主人公は利発だけど、無理なくヒロインを集める流れは良かった。
☆選んだヒロインによって主人公の仕事や、ヒロインとの将来が大きく変化するのが とても面白かった!
☆べスリー編での七転八起的なシナリオや、犬を飼う話など、メリハリがあって楽しかった。
☆べスリーとヒナのシナリオが最高だった。
☆べスリーとのアレシーンは、それに至るまでの流れが最高で、よく考えたなと思った。
☆ヒナは可愛いv(`∀´v) 初めてキャラ紹介見た時から好きだったけれど、実際のプレイでもっと好きになった。
☆雪月は取っ掛かりは二人の気持ちを追えなかったけれど、尻上がりに良くなって最終的に満足しました。

■ここがイマイチだった■
★総合的なシナリオ量は膨大だけど、いきなり1年くらい飛んだりして拍子抜けした部分があった。
★演劇には興味が持てなかったため、椛ルートがつらかった。
★瑞羽編のアレシーンは、さすがにやりすぎではないでしょうか(;´Д`A

さて、私はこのゲーム、べスリーとヒナ推しなので、どうしても感想とか書くと偏ってしまうのだけど
別に自分のブログに何を書いても良いというのを思い出し、好きに書こうと思います。

いつものように良い点とイマイチだったところを箇条書きしたのだけれど、
見てのとおり私の中では評価が割れた内容になっています。

星織ユメミライの時は赤毛の転校生に一目惚れして、恋愛脳になった主人公に
ぽかーんとした学園編以外は どれも高評価だったのと比べると今作は若干評価が厳しめになります。

星織ユメミライの感想記事はこちら→http://aumays.blog.so-net.ne.jp/2014-10-15

とはいえ、今作の特徴は星織よりもアフターシナリオにさらに力を入れており
将来の姿がヒロインのルートによって大きく異なっていて、その辺はものすごく良かったです。

ほら、「マルチエンド」というのは、この手のゲームをプレイしていたら当たり前のように見かけるものだけど
今作はヒロインのルートによって主人公が将来何を仕事にしているか、ヒロインもどういう仕事をしているか
というところまで変化するのでマルチエンドならぬ、おかしな言葉だけど「マルチ人生」というのかな
そういう変な造語を作ってしまうくらい変化があって面白かったです。

ルートごとに将来に向けて色々な方向性があるので、特定のルートでしか登場しない脇役がいて、
それがまた物語を盛り上げるんですよねv(`∀´v)

べスリーなら外国の友人、ヒナならペット関係、瑞羽ならライバル選手などなど
「そのルートしか登場しないなんて勿体ない!」くらいキャラが立っていました。

そもそもの発端は中学編で、そこから交流を進めていくんだけど、その話の運びも良かったです。

自分好みのヒロインの尻を追いかけるだけの選択肢を選ぶとかいうのではなくて、
おそらく引っ込み思案な雪月の事も考えて、主人公が学年の上下にとらわれずに集まれる
部活とは違う取り組み、「ワンルーム学級」というのを始めるのがすべての始まり。

これによって年齢差のあるヒロイン候補を一箇所に自然な流れで集めて
それぞれに興味のあることを発表してもらったりしてプレイヤー側にヒロインたちの長所を見せて
自然と自分の好きなヒロインへのルートに導入するというのがすごく綺麗なシナリオ運びでした。

で、私はヒナ狙いだったけれど、なんだか放っておけない留学生ヒロインの方に目が行っていて
気が付けばあまりにも自然にルート入りしてしまい、べスリーと二人でお出かけするまで
これ、べスリー編?なのか??というのに全く気づきませんでしたよ(;´Д`A

初回プレイということも含めて、べスリー編での実に丁寧な描写の連続で、ゲームを進めていて
「見入ってしまう」シーンがいくつもあって、このゲームですごく有意義な時間を過ごせたと思いました( p´∀`)p
(プール掃除とかプロポーズのシーンは必見)

まぁ、その辺は発売当時の雑記記事のコメント欄を見れば伝わるんじゃないかと考えています。

べスリー編では外国の人が日本で生活する事の難しさ、現実的な問題を突きつけられ、
それでもなおべスリーが好きで、それを貫くために主人公の努力が最大限に発揮されるシナリオが熱いです。

こう、七転び八起きというか、普通のゲームだとご都合主義は言い過ぎとしても
たいていは「このイベントがあれば、ああ、上手くいった、これで結ばれて終わりだ」という風に
流してしまうようなイベントでも、なんらかの事情で失敗したり、それでも紆余曲折しても
問題からの打開策を探して実行したりと「決して諦めない」という強い意志が見えて
ゲームをプレイしていて、その頑張りがすごく伝わってきて良かったです。

実際問題としてさ、リアルに留学生の女の子を好きになってさ、その子と親しくなるために
英語を勉強したりってなかなか出来ない事だよ。普通の軟弱なエロゲーマーであれば
ヒロインは日本語ペラペラになって、ずっと日本に住んでくれて、そのまま結ばれてハッピーエンドという
ヒロインありきの他力本願しか考えないわけですよ。

それがこの主人公は努力して英語を習得して、持ち前の行動力を駆使して「追いかける」という
アレゲーシナリオにおいては前代未聞の事をやってのけるわけです。
もうこれだけで胸熱ですよ・゚・(ノД`)・゚・

べスリーもそれに胸を打たれて歩み寄りを見せたり、キャラの心の機微がひじょうに丁寧に描かれていて
正直言ってべスリー編だけで並みのフルプライスのゲームよりも価値のあるシナリオだと考えています。
実際にこのゲーム、内容やボリュームを考えると3万円くらいしてもおかしくないものだしね。

ヒナ編ではべスリー編と比べると「上手く行き過ぎ」感はあったけれど、その人生順風っぷりが逆に心地よく、
特にペットを絡めた物語は、ヒロイン個別の物語のギャップを感じられて良かったです。

いつもは自信家で、それに見合うセンスや手先の器用さのあるヒナだけど、やっぱり年下の女の子で
主人公を男性と意識してからの変化が凄いですね! これは声優さんGJですよ!!!

これは、ヒナは、この声優さんの演技でなければ、ここまでハマらなかったかもしれないほどの熱演でした。
特にいつも自信たっぷりで、語尾が「だぜ」という男口調なヒナからは考えられない
消え入りそうで、しどろもどろした口調は是非、すべてのアレゲープレイヤーに体験してもらいたいです。

ヒナは可愛くて、愛おしくて、でも自分のたくさんある夢の実現に向けてたゆまぬ努力をしている姿が
本当に輝いていて、珍しくクリア後にもう一周プレイしてみても良いかなと思わせるヒロインでした。

さて、ここまでべスリーとヒナの話をとりとめもなく書き綴ったわけだけど、この二人を攻略したのは
去年の9/14くらいです。そうです、いま 記事を書いている4ヶ月ほど前の話なのに
未だにこれほど輝かしく記憶に残っている物語というのはそうそう無いです。

だって私、今、ヒナの物語を思い出しながら、ほっぺたがニヤけてキーボード叩いています。
そのくらいヒナとべスリーは良い記憶が残っています。

残りのヒロインは…というというと失礼な感じだけど、ちょっと記憶が薄い印象です。
普通は直近でプレイしているはずなので、過去の記憶が上書きされたりするんだけどね(;´Д`A

でも雪月は中学編はともかく、学園編になってからは「やっと物語が動き始めた」感が出ていて良かったです。
雪月編は個人的には構成がイマイチだったと考えています。

べスリーやヒナ編は、「ヒロインと仲良くなる」のと「メインとなる物語(留学問題やペットとの関わり)」が
同時進行で、それらが上手くかみ合っていたのだけど、雪月編は最初に「好きありき」で導入が始まり
結ばれた後に、初めてメイン物語となる「雪月の夢」に向かって始動するという流れでした。

そういうわけで雪月編は学園編からは凄く楽しかったですv(`∀´v)
主人公の将来も海外に出かけたり、実母がイタリア語を話せたりと驚きの連続で楽しかったです。

椛編は私が唯一飽きてしまったルートでした(;´Д`A
私自身が演劇に興味が無かったのも大きいのだけど、演劇を除いたら今度は「普通すぎて」
これまで他のヒロインたちのルートで味わったような驚きを感じられなかったからです。

とはいえ、その普通の女の子が演劇に興味をもって、それ系の将来を選択できるようにした
主人公の献身ぶりは良かったし、このルートでしか椛は本懐を遂げられない点からいうと良かったです。

その点でいえば瑞羽編は他のルートではオリンピックに出るものの、伸び悩んでいたのと比べて
主人公の力で実力を引き出される展開はすごく良かったです。

というか瑞羽編でのやり取りを見てると、これ、もう、瑞羽としか結ばれる未来しか思い浮かばないほど
過去話やこれまでのスケーター人生における主人公の存在、距離感などひとつひとつ
丁寧にキャラ立ちするように描かれていて凄いなと思いました。

そんな瑞羽編なのにイマイチ高評価できない理由があって、ラブラブなのは良いのだけど
それが過剰に続いたり、アレシーンが抜きゲーの調教シーンのような場面があったりと
ちょっと食傷気味になってしまい、全体の流れは凄く良いのに過剰なイチャラブで
物語に集中できなかったという贅沢な悩みに遭遇しました。

アレシーンといえば、各ヒロインに当然、初体験シーンがあるのだけど
べスリー編の流れが秀逸で、この流れを考えたライターは天才だと感心してしまいましたv(`∀´v)

そしてそれに向けて貯金したりとか、こういう下心といったら変だけど
年頃の男の子だもの、それに向かって期待と股間を膨らませるワクワク感が伝わってきて良かったです。


■まとめ■
シナリオ量が膨大で、プレイ時間が長大になってはいるけれど、
それは中学編、学園編、アフター編という三部作のような構成になっていて、
それぞれの時代にヒロインたちとどうしたかを丁寧に描いているからであって
無駄に長々と続いているわけではないです。

ただし丁寧に描かれている分、自分と合わないヒロインの話だと退屈に感じてしまうのは残念でした。

前作の「星織ユメミライ」だと、学園祭での関わり方がヒロインごとに変化して
その場合は物づくりだったため、そのたびに感心したり勉強になったと思ったりしたけれど
特に、形の無い「演技」のようなものは実感がわかなくて消化できませんでした。

ほら、スケートとかは回転ジャンプはできなくても、たいていの人は人生で
1回くらいは滑ったことはあるだろうし、スイーツに関しても手作りクッキーくらいは
美味いマズイは別にして一度くらいは食べたことあるだろうから想像しやすいじゃない?q(`∀´;q)

演劇も1回くらいなら経験上あるけれど、観ることはあっても実際に演じることについては
一般的じゃないので、その辺のテーマ選びが合わなかったという印象です。
(共感が出来ないというよりも、演劇で「役をやらされる」という嫌悪感を思い出してしまうなど)

とはいえ、べスリーとヒナ編は屈指のシナリオで、この両者だけでこのゲームをプレイする価値は
あったと言えるくらいの丁寧な描写で、ひじょうに幸せな気分を味わえました。

星織ユメミライをプレイして気に入った人には、是非 この銀色、遥かもプレイしてもらいたいですねv(`∀´v)
…まぁ、星織ユメミライを楽しんだ人が、銀色遥かを購入しないなんてことは無いと思うけどさ。

銀色、遥か

銀色、遥か

  • 出版社/メーカー: tonework's
  • メディア: DVD-ROM


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