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アレ系 「月に寄りそう乙女の作法」および「乙女理論とその周辺」クリアーv(`∀´v) [アレ系]

メーカーはNavelです。

月に寄りそう乙女の作法


乙女理論とその周辺


私はこの手のジャンルでは、へービーユーザーと自認しているのだけど
実は初買いメーカーになります\(^o^)/

昔から物語重視よりも実用性を重視しているタイプなので、どうしてもこの手のカラーの
メーカーとは縁が薄かったのだけど、たまたま7月予定の購入予定ソフトが無かった事、
少し前に購入したアレゲー情報雑誌に記事として取り上げられていた事が幸いして
初めて購入してみるという流れになりました。

ゲームクリア後の率直な感想としては、とっても話が面白くて
久しぶりにゲームの世界に浸ってしまいたいと思いました。

なるほど、これは言われるだけのことはあるわと、素直に納得。
7月~8月はこのシリーズ2本で有意義な盆休みを過ごせたと思っています( p´∀`)q


■ここが良かった!■
☆素で「ルナ様」と呼んでしまうまで、使用人根性が染み付いてしまいました(;´Д`)ハァハァ
☆主人公の女装っぷりが完璧すぎて、なんかわけが分からなくなってきた\(^o^)/
☆というかね ルナ様の言動でいちいち、キュンキュンしてしまいます( ´∀`)ヤベーわ コレ
☆どのシナリオでも主人であるルナ様はしっかりとした存在感があったのが良かったです。
☆ルナ、ユーシェ、りそなのシナリオは素晴らしかったです。この三人のラストは最高の演出ですね。
☆続編の乙女理論は、大蔵家の内情に絡めた話がメインで本編の良い補間にもなっていました。
☆お兄様の言動の原因が乙女理論で明かされたので、説得力が出てキャラ像が深まりました。
☆パリで欧米人以外は受け入れられないようなシナリオには身を削られました。
☆単純にメリルが可愛いです( p´∀`)q
☆アフターストーリーの規模が大きくてびっくりした。(メイドカフェがお気に入りです)

■ここがイマイチ■
★序盤の過去回想に面白みが無くてウンザリしかけた。
★ヒロインによりシナリオの格差があったのが残念だった。(特に乙女理論のエッテが泣ける…)
★続編の乙女理論で、主人公に声がなかったのが悔やまれます。


ちょっと「月に寄りそう乙女の作法」と「乙女理論とその作法」のピックアップが混ざってて
分かりにくいとは思うのだけど、両作で一つとも言えるので こういう書き方をしています。

さて、通常のこの手のゲームで、男が主人公であれば 声がなくても気にならないのだけど、
女装するとなると話は別で、最初に雑誌の記事で取り上げられていたのを見て興味をもって
前作をチェックしにOHPに行った時は、主人公に声がなくてガッカリして興味を失いました。

「女の姿をしているのに声が無い=男」という当たり前の事実を突きつけられて
強い違和感を感じていました。声が無いという事は男声なので、喋ればバレてしまうというのを
暗に言っているようなものだと感じてしまうのですよ。

それが新作の乙女理論の特典に声追加ディスクが付くと聞いて購入を決意しました。
ただし声ディスクは前作の「月に寄りそう乙女の作法」だけで、
新作の乙女理論には主人公に声が無かったのにはやられましたq(`∀´;q)

まぁ、そうは言っても2本分ゲームを購入して、プレイしないわけにもいかず、
前作分は声追加あるから、前作だけでもプレイすればいいやとその時は思っていたわけです。
面白ければもうけものだという程度で。

で、プレイを始めると最初に過去話があって、主人公の微妙な生い立ちが語られるわけなんだけど
内容があまりにも暗すぎて、これはもし 興味をもって体験版をプレイしてしまったら
3分も持たずにゴミ箱行きだったかもしれないです(;´Д`A

※タダで手に入るものは評価がいい加減になるという例えです。無料で観れるテレビアニメが
つまらないと、たいして内容を理解しないままチャンネル変えるのと一緒。
ただし、内容はともかく自分でお金を出して購入したDVD媒体だと少なくとも一通りは頑張って
視聴するという心持ちの違いの話です。(価値あるものから見出すか、無価値なものから見出すか)

それくらい出足が悪く感じました。とはいえ、そこを乗り越えたら
「なんか言動が変だけど、面白い妹がいるぞ」という場面になり、一気に雰囲気が変わりました。

ゲームの流れとしては、昔に知り合ったファッションデザイナーに憧れていて、
服飾の道に進もうとするけれど、兄にダメ出しされて妹のお守りをさせられていた。

そこで妹が、憧れのデザイナーの人が日本で服飾の女子校を作るらしいので女装して入学すれば?
と持ちかけたことにより、身分と性別を偽るために その学校へ入学するお嬢様の付き人となる。

そして妹から紹介を受けたお嬢様がルナ様ということになります( p´∀`)q

ああ、間接的に見ると、ゲームのキャラに様付けなんて気持ち悪いとか思われそうだけど
本編をプレイすると自然とそれが身についてしまうという圧倒的なカリスマの持ち主です( ´∀`)p

序盤はこんな感じで主人公が男から女装男子へと変貌を遂げるスタート期間として描かれていて
これが全編を通して使用人・小倉朝日の下地になっているわけです。

そして準備期間をおいて、待望の入学式に臨むのだけど、そこには主人公が
苦手としている兄が壇上にいて、学園長代理として挨拶している姿を見てしまう。

震えてしまう主人公なのだけど、この時にルナ様にかばってもらうというか
主人公が怯えているのをそっと手を差し伸べて守ってくれた安心感を感じたときに
私は落ちましたね\(^o^)/

信じられないだろうけど、こんな序盤でまさかヒロインにプレイヤーである私が
落とされるとは思ってもいませんでした(;´Д`)ハァハァ

既にこの時までに準備期間で過ごした お屋敷での生活で、使用人として
完全に「洗脳済み」だったこともあるのだけど、なんて安心感を与えてくれる人なんだ、
一生あなたに付いていきますと 自然と心の中から言葉が浮かび上がってきましたよ\(^o^)/

ルナ様のカリスマ的な存在感も良い演出だけど、この絶対的な安心感には
自分でも驚いてしまいました。王者の風格って凄いね。

シナリオ的にも4ヒロイン制なんだけど、ルナ様の最後の演出はレベルが違いました。
圧倒的じゃないか!
登場シーンを見て、ここまで心と身体がしびれたのは初めてです。

もちろんライバルであるユーシェのシナリオも凄く良かったのだけど、
是非にメインヒロインであるルナ様は最後に攻略することをオススメします。

で、序盤の入学式で落とされた私は小倉朝日となった主人公と同じように
ルナ様の言動に一喜一憂したりと面白かったです。特に彼女のルートでは
いちいちセリフにキュンキュンしてしまって、胸が苦しかったです(;´Д`)ハァハァ

シナリオの中核に絡んでくるのが兄との関係なんだけど、前作分だけのプレイでは
実力を認めさせることが優先されてて、そもそも「大蔵家ってなんぞや?」という素朴な疑問がありました。

それを補間するのが続編である「乙女理論とその周辺」で、こちらでは前作でBADENDになった
続きからのお話になります。こちらでも性懲りも無く 妹のりそなが手引きして
今度はパリにある同じ系列の服飾学校に通うという流れです。

前作ではルナ様との主従関係をもとにしたシナリオ展開だったのだけど、
新作では妹りそな と主従コンビを組むのが面白かったです。

全くの異国の地で引きこもりの妹を奮起させるために色々と頑張る姿が楽しいですね( p´∀`)q
前作はどちらかというとルナ様に与えてもらうという物語だったけど、新作では
主人公から妹へ与えるお話という印象ですね。

これは前作での流れがあるからこそ出来る事であって、乙女理論の本編でも主人公が語ってるけど
あのBADENDにはなったけれど、桜屋敷での半年間の生活があったからこそ
成り立つ物語としているのが良いですね( p´∀`)q

新作では妹の他に、貴族の娘や その友人で主人公の下宿先の隣人となる少女のお話になります。
隣人となるメリルがまた可愛いんですよね(;´Д`)ハァハァ

あくまで新作は妹りそながメインなんだけど、このメリルの素直な可愛さが愛おしいです(;´Д`)ハァハァ
新作には天使と悪魔がいるので、そういう意味でも良い対比になっていると思いました。
日本人に対する冷たい態度とかも良い演出だなと感心しました。

妹りそながメインということで、前作ではあまり中身の見えてこなかった「大蔵家」の話も多くあり
何故に兄が主人公に熾烈なのか、そもそも大蔵家って何なの? という根源的な謎が
補間されていたので、よりこのシリーズに深みが出ました。

そして妹も当然、大蔵家の一員なので、家族間の争いからは逃れられずに
主人公と一緒に追い詰められたりは予想していたんだけど、まさかあのタイミングで
彼女が登場するとは思いもしませんでした( p´∀`)q

登場したときは主人公と心がリンクしていたので、その人が登場した時の声を聞いた瞬間に
胸の奥から暖かいものがふわーっと広がっていきました。鳥肌は立ってないけど、鳥肌級の
絶妙のタイミングと変わらぬ声の掛け方で一気に安心感が出ました。

りそなのエンディング前の演出も、白に対する黒という対比の衣装で見栄えも最高でした( p´∀`)q
りそなのセンスが見られるデザインで、凄くいい一枚絵でしたね。

なんかさー、このゲームって、凄いねq(`∀´;q)
これだけ心が揺さぶられたゲームも珍しいです。


■まとめ■
まとめきれないけれど、まとめ。

女装主人公とかいう偏見をもたずに、是非プレイしてほしいゲームですね( p´∀`)q

プロローグの過去話が暗すぎて、そこで躓きそうだけど、服飾をメインの話にしつつ
それに絡む人間関係が物語を盛り上げて 花を添えますね。

主人公の主人となるルナ様や、ブラコン妹など個性的なヒロインが登場し、
他のゲームには無いような存在感のあるキャラが魅力的です。

何も疑わずに、騙されたと思って一気に前作と新作を大人買いしても大丈夫なゲームです。
位置づけ的には「月に寄りそう乙女の作法」が本編で、続編の「乙女理論とその周辺」は
ルート追加だと考えればいいと思います。


特典付きかどうか注意

乙女理論とその周辺~Ecole de Paris~ -Limited Edition-

乙女理論とその周辺~Ecole de Paris~ -Limited Edition-

  • 出版社/メーカー: Navel
  • メディア: DVD-ROM


前作

月に寄りそう乙女の作法 -Standard Edition-

月に寄りそう乙女の作法 -Standard Edition-

  • 出版社/メーカー: Navel
  • メディア: DVD-ROM


■おまけ■
特典では前作「つり乙」の主人公の声追加もあるのだけど、
アフターストーリーも結構ちゃんとした規模で驚きました。

もちろんヒロインによっては短いものになっているのはしょうがないんだけど、
本編では微妙な展開だったメイドカフェ編の店長っぷりが面白かったです。

「氷点下ツンツンDAY」とか、ニヤニヤしますね。
湊のツンツン演技には主人公と同じく、ゾクゾクしました( ´∀`)

カフェのメニューの「いたわり」とか「せつなさ」も面白いですね。
というか、実際のメイドカフェにそういうメニューがあるんでしょうか。

世間のことには疎いのでよく分からないのだけど、現実でもこんなだったら楽しそうですね。

ゲームではこのあとに湊お付きのメイドから「本当のせつなさを教えてあげようか」の
くだりで噴出しました( ´∀`)

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