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ゴジラ-1.0 視聴 [徒然と]

UHDのディスクが届いたので観てみました。

私にとっては邦画で、初めての音響・アトモス対応に遭遇しました。

音の迫力凄かったです。

迫力だけではなくて、音響が自然に聴こえるのがとても良いですね。
明らかにステレオで左右とか斜め後ろに音を振ってますよという感じではなくて
視聴位置が音で包まれている感じが凄くいい。

ゴジラの咆哮も周囲ではなく、空間全体で感じられて、それ加えてサブウーファーの地響きのような
咆哮振動も合わさって臨場感が半端ないです( p´∀`)q

映像的にもUHDなので、4K画質のHDR10。
高解像度でハッキリ視聴できて良かったです。

ゴジラが街で暴れるシーンなんか細かく瓦礫が飛ぶところなんかも精彩に表現できていたんじゃないでしょうか。

あと良かったのが高解像度でハッキリしているのだけど、美術セットのパチモン臭さが全くなかった点。
TVの時代劇とかデジタル放送になってからパチモン臭が凄かったけれどゴジラ-1.0には全くなかったです。


ビジュアル面はこれくらいにして、物語も良かったです。

見た目だけのこけおどし作品が多い中、戦争での人の生き死に、戦後復興の活気と
それに取り残された帰還兵の葛藤なんかも盛り込まれていて何度もシーン中で涙しました。

「俺の戦争が終わっていない」

これが本当に重い言葉で、これは誰に何を言われようとも自分の中で
踏ん切りをつけられないといけないもので、この苦悩がありありと視聴者側にも伝わってきました。

戦争経験は当然ない世代なのだけど、生き死に関する恐怖感、家族愛というのは
人類に共通する意識なので、作中の主人公に共感しちゃうのよね。

死ぬのは怖い。
特攻隊から逃げた自分。
自分一人だけ生き残ってしまったが安堵とは程遠い感覚。

死ぬのは怖いけれど、生きていくのもつらいという現実。
これが演技とビジュアルで表現されているから重いテーマが、より深く感じられる。

おそらくこういう人はいっぱい居たんだと思う。

ゴジラは架空の生き物でフィクションの存在だけど、事実としてそういう人達がいて
その人達が時代を紡いできたから今があるということは忘れてはならないなと思いました。

『ゴジラ-1.0』 豪華版 4K Ultra HD Blu-ray 同梱4枚組 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2024/05/01
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