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アレ系 「彼女の肢体に付いたアイツの唇痕」クリア('-'* [アレ系]

メーカーはアニムです。

(修正パッチがあるようです。)

物語の導入部分が少しダイジェスト調で、内容を心配していたのだけど
考えていた以上にしっかりした骨太になっていて驚きました。

基本の流れは主人公視点をプレイ後に、ヒロイン視点が公開されるシステムで、
主人公側で選んだ選択肢によって、ヒロイン視点でもその選択肢が追加される形です。

主人公側で「デートにさそう」とあれば、ヒロイン側だと「デートにさそわれた」という
選択肢が出てくる事になります。よってすべての選択肢を出すにはプレイ時間という点では
骨が折れる事になりますq(`∀´;q)


■ここが良かった■
☆完全ガードすれば、とんとん拍子でヒロインを守れるのは良かったです。
☆ヒロインが「流され」から「浮気」をズルズル続けてしまう思考が描かれていて良かったです。
☆先輩キャラの設定が秀逸で、「ああ、女が好きになりそうな男だな」感がすごく出ていた。
☆エンディングが色々あって、この手のゲームでは珍しいと思った。(大体は幸福か完堕ちかだし)
☆先輩の責めが徹底的なキス責め、淫核責めをしていて、ヒロインが夢中になるのが良かった。

■ここがイマイチ■
★完全ガードするためには、主人公はストーカー的な行動をする必要があるのが見てて重かった。
★シーンを回収するのに時間が掛かり、今どのルートをやっているのかが分かりにくかった。


今作はゲームのジャンルとしてはNTRモノということになっているのだけど、
客観的に三人を眺めてみると、1人のヒロインに対して、
2人の男がアプローチを掛けている物語という構図になっています。

もちろん再会した幼馴染同士の恋を応援したい気持ちもあるけれど、
先輩・後輩として築いてきたものもあるわけで、先輩の内面はどうにしろ
可愛いヒロインを口説きに掛かるのはごく自然な流れでもあります。

別にこの先輩キャラは、主人公の彼女だから 嫌がらせで奪いにきたわけではなくて
単に好意で「押して」「押して」「押しまくってきている」という普通の競争というか
アプローチなんですよね( ´∀`)

そのような序盤の、主人公と付き合う前のヒロインに対してならそれで済むのだけど
そのアプローチがカップルとなった後も続くのが肝になっていて、
普通なら当然、拒絶の形になるんだけどそこで、

「トラウマもあって煮え切らない主人公」
「隙のあるヒロイン」
「ヤル気満々の先輩」

という三人の図式が生まれて、どんどん迷走していく人間関係が面白かったです。

ヒロインに隙がないと、このような物語は描けないのだけど、そこにつけいる
先輩キャラの設定が秀逸で、ちょっと先輩に悪くない好意を抱いていて、
自分の彼氏と上手くいっていない状態で、押せ押せのアプローチをされたら
ヒロインの心の天秤が傾いてきても不思議ではないと思いました。

それにキャラ設定が秀逸と書いたとおり、先輩キャラは昔ワルで
脛にキズのある人生な描かれ方をしていて、そんな先輩を見てヒロインが庇うという
移り気を加熱させるスパイスまで用意されているのが良かったです。

そしてそれらの設定と同じくらい重要になってくるのが、主人公と比較されるアレとナニで、
主人公では味わえない太さと、豊富な経験からくるテクニシャンな要素、つまりは
徹底的なキス責め、淫核責めでヒロインがイキまくっているのがトドメをさした感じでした。

てか、同年代にこんな男いねーよw ってくらいの男優ぶりを発揮されては
たいていのヒロインは堕ちてもしょうがないと思ってしまいました(;´Д`)ハァハァ

このような「流され」から「浮気」をズルズル続けてしまうというのが今作のメインの流れで
その点でいうと、それらがひじょうに骨太な描写がされていて満足しています。

ただ、ゲームを実際にプレイして行くと、シーン回収のためにW視点ということもあり
似たような話を周回することになるので、今はどのルートだっけ? と混乱することもありました。

エンディング的には、完全ガード、完堕ち、犬化、再構築というようなものがあり、
これらのジャンルのゲームではひじょうに珍しい、再構築があるのが意外で新鮮でした。

てか、再構築は主人公に心の負担を掛けすぎだろうと、こちらが心配になりました。
ただでさえ、母親が浮気して男と逃げたというトラウマがあるのに(;´Д`A

完全ガードに関しては、それはそれで一つの完璧なエンディングなのだけど
実際にそれをやるとなるとストーカー的な行動を取らないと辿り着けないのは残念でした。
普通はここまで過保護にはできないし、友人に「それは重いわ」といわれて当然ですし。

もう少し普通にハッピーエンドがあっても良かったんじゃないかと思いました。


■まとめ■
今作はNTRモノというよりも、学園内の1人のヒロインを巡る恋愛競争という視点で見ると
最近のゲームでは珍しい骨太な内容になっていると思いました。

攻勢を掛けてくるライバルを完全ガードするか、
彼女とより楽しく過ごすために空いた時間でアルバイトするか。
彼女が浮気をした時に許すのか、許さないのか。

初めてのタイミングも状況によって変わるのが面白かったです。

また、今作は「彼氏がいる」のに「裏で別の男と浮気している」という
二重生活を過ごすヒロインの心理描写がメインになっていて、
通常の「女男女」という三角関係の逆バージョンである
「男女男」という図式の中心人物の心情が描かれた珍しい物語になっているのも注目点です。

それをビッチだとか お花畑だというのか、こういう状況下だと仕方ない面もあると見るのか
プレイした個々人で色々と見解が分かれそうで面白いと思いました。

とはいえ、ヒロインはやっぱり、エッチに弱すぎましたね。
いや本当に、アレゲーなので、エロくて結構ですが( p´∀`)p



■今作の名言■
未プレイの人には伝わりにくいとは思うのだけど、浮気どころか妊娠が発覚した時に
カミングアウトしてきた2人に対してのセリフが心に響きました。

「裏切られて、絶望させられて、置き去りにされるんだ。
お前らが幸せになるために、なんで俺が苦しまなくちゃいけないんだ!」

自分たちが楽になるためにカミングアウトして、残された主人公は
ひたすら苦しむというのが出ていて、なかなかのセリフだと思いました。

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