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アレ系 「ダークロード」クリアー [アレ系]

メーカーはリキッドです。

クリア後の第一印象としては「予想の範囲内」というところで、
期待していたところは良かったし、合わないところは やっぱり合わないという感じでした。
(合わないというのは「1 vs 集団戦」のシーンが多いという点です)

物語はちょっとしたヒネリが加えられているのだけど、中途半端な終わりというか
投げっぱなしでエンディングという印象。

世界観に対する裏設定とか色々とありそうなのだけど、生かせてないというか
それが逆に足かせになっているように思えました。

ゲームのデータとしては、差分なしCG枚数は86枚。
シーン回想数は59というところ。

基本的にCG1枚で1シーン。ゲーム上では連続したシーンでも、
回想モードでは細かく分割されています。卑語はピー音消しです。


■ここが良かった■
☆ダーク系の物語だけど「読ませる系」の話で、日常の訓練風景とかしっかり描かれていて良かった。
☆メインヒロインの勇者の娘のシーンが良かったです( p´∀`)q 声にパワーがありますね

■ここがイマイチ■
★「1 vs 集団戦」のシーンが多くてうんざりした。
★物語の後半になるにつれて、展開が大味になってきたのが残念。


今作は、かつて魔王を倒した勇者や、そのPTメンバーの子供たちが冒険者養成学校で出会い
交友を深めながら訓練を進めていくという内容になっています。

とはいえ普通にADV…というか、選択肢がないような状態で、基本的には単に読んでいくだけというもの。
ただし、それがつまらないのではなくて、上手に話を作ってあるので普通に面白かったです。

昼間は天然系の素朴な主人公が交流を深め、夜になると魔王に身体を支配されて暗躍というのが
ゲームの趣旨なのだけど、表側で仲良くなったヒロインが、裏で酷い目に遭うという内容に
ドキドキしました( p´∀`)q

この辺がこのゲームのミソなんでしょうな。
一方で仲良く交流を深めておいて、もう一方で酷いことをする。

それが最も顕著に現れていたのがメインヒロインの勇者の娘でしょうか。
表と裏の顔により、彼女の翻弄されっぷりが面白かったです。

特に今作では、「主人公視点」と「勇者の娘視点」で物語を二面から見られるようになっていて
最大まで高められた愛情が、花散るようにガンガン責められるのが本当に良かったです( p´∀`)q

こう、食材でいうと、フォアグラみたいな感じで、おいしくなるまでエサを与え続けて
一番美味しいところで食べるみたいな、ライターの見せたかったところが よく伝わってきました( p´∀`)q

勇者の娘の中の人も、この手のダーク系のゲームでは久々の出演で、
どうかなぁと思っていたのだけど やっぱりベテランは一味違いましたね( p´∀`)q

声の張り、声のパワーが他のヒロインとは段違いでしたv(`∀´v)

絶頂シーンなんか、声が強すぎて、スピーカーの音量をあわてて下げるくらいの大絶叫で
本当に「入れられて」、「絶頂した」のが伝わってくる艶技ぶりに おじさんは感服しました( ´∀`)q

その熱演ぶりを見た後だと、それまではそこそこ頑張っていたかなと思っていた他ヒロインの演技が
やや表面をなぞっているだけのような軽い演技に感じてしまいました(;´Д`)
(本当に「入って」いるのか、発情が軽すぎないかなど)

他ヒロインは自動的に順番で堕していくシーン展開で、選択肢は堕した後に
「誰と遊ぶ」か程度のものしかなく、勇者の娘以外では選択肢が「分岐」になっていないのが
ゲームとしてどうよ? って感じて微妙な気分になりました。

一応、物語の終盤に意味のある選択肢があって、そこで物語の結末が大きく変化するのだけど、
グッドエンドの方は「状況を投げっぱなし」というのが気になりました(;´Д`)

綺麗にまとめたかのようで、本当に丸投げというのには驚きました。

それまでの校長先生のような人とか、何のために立ち絵があったんだ?
というくらい意味がないものになっていて、このあたり、
本当は違う展開で続きやフォローがあったんじゃなかったのかと勘ぐってしまいます。

作中では語られていない世界観とか裏設定とか色々ありそうだけど、
それらのプレイヤーには見えない設定が足枷となって、出来上がったゲームが
中途半端になってしまったような印象を受けました。(描ききれてない、もしくは端折った)

他、個人的にイマイチだったのは「1 vs 集団戦」のシーンが多い点です(;´Д`)

リキッドのカラーなので、それらが多いのは予想の範囲内だったとはいえ、
もう少しなんとかならなかったのかと残念に感じました。

ちなみにシーン回想数59のうち、集団戦は、男集団が18、女集団が12くらいありました。

それ以外は単体といえばそうだけど、散歩だったり自慰であったりと
思ったよりがっつりしていないのが気になりました。


■まとめ■
作中には基本的に分岐がなく、一つの物語を二人の視点から見ていくというもの。
主人公のキャラ付けで、表での交流と、裏での支配という流れがよかったです。

けっこう話がしっかり作られているので、普通に表側だけでも面白いんですよね。

でもそこはやっぱり、ダーク系のゲーム。この表と裏の落差が大きくなるほど
実際のアレシーンの興奮度が高まり、特にメインヒロインの勇者の娘への
二視点を使った心情描写は、最高の落差を感じさせるもので良かったです。

中の人の演技も最高でしたv(`∀´v)

ただ、終盤になるにつれて魔王の支配が高まるので日常の割合が減ってきてバランスが崩れ、
最初は心の隙を突いて仲違いをさせたり、教官の心理に付け込むなど
細やかな流れが面白かったのに、貴族の娘に関しては実力行使になったりと
話の進め方が大味になったのには残念でした。

ちなみにこの物語はちょっとヒネリが加えられていて、その仕掛けは面白かったです。
ただ、エンディングとしては状況を投げっぱなしというのが気になって中途半端に感じました。

ダークロード

ダークロード

  • 出版社/メーカー: Liquid
  • メディア: DVD-ROM


■おまけ■
満足できた口取りシーンが、ナナミカの「生徒を集めての口取り実演」のひとつしかなかった・゚・(ノД`)・゚・

単体絵ではそこそこあるのだけど、無理やり口に突っ込んだり、咥え差分が無かったりで残念でした。

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