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本 「美少女ゲーム声優のお仕事」を読んでみた。 [本]

たまたま目に付いて、興味が湧いたので1、2巻とも同時購入した。
内容的にはアレゲーに出演している声優さんのインタビュー記事になっています。

単独インタビューもあれば、3人集まっての座談会のような形式もあり、面白かったです( p´∀`)q

インタビューの内容としては、デビューのキッカケや、その時の美少女ゲームに対しての印象、
新人時代の苦労、自身のターニングポイントとなったキャラ・作品についてなどなど。

こういう業界で長くやってる人たちなので、アレ的なものに対する耐性や適正があるのは分かるけど、
意外と肯定的な考えの人が多くてちょっと驚きました。

キッカケは金銭的な面とかそのくらいしか私は考えられなかったのだけど、
やはり役者として、「表現者」として、力を発揮できる場所があるのは良い事ですね。

声優と一口に言っても、洋画の吹き替えやアニメ、ゲームでの音声収録で手法が全く異なるし、
最近はラジオをやったり、顔出しでライブ活動までする人もいる。

声優さん それぞれの演技、表現に対するアプローチを聞けたのが面白かったです。


■第一巻■

美少女ゲーム声優のお仕事

美少女ゲーム声優のお仕事

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ミリオン出版
  • 発売日: 2012/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


藍川珪、青山ゆかり、東かりん、大野まりな、小倉結衣、緒田マリ、
海原エレナ、金田まひる、木野原さやか、霧島はるな、草柳順子、倉田まりや、
鈴音華月、鈴谷まや、芹園みや、田中理々、民安ともえ、早瀬ゃょぃ、ひうらまさこ、
北都南、まきいづみ、御苑生メイ、宮沢ゆあな、桃也みなみ、雪村とあ (五十音順)


第一巻では、音声が付いた黎明期から活躍されてる人のインタビュー記事が面白かったです。
台本が横書きだったり、10時間ぶっ通しだったり、セリフしゃべってるだけでしょ、
ボイスさえ付いてれば演技の内容は問わない…ような時代の事を語っていたのが興味深いですね。

確かに、昔の音声が付き始めた頃のゲームって、すごい酷いのがあったよ(;´Д`A

収録の改善案が出されたりして環境が整えられ、変化していったのは良いですな。
第一巻は「北都南」さんと、アレに関しての姿勢が真面目な「御苑生メイ」さんの記事が良かったです。

御苑生メイさんのアレに対する思いは熱くて、ビックリしました。

他の人が演技やキャラへの気持ちの乗せ方を重点的に語っているのに対して、
アレゲーなんだから、萌えゲー要素の可愛いキャラが出るゲームでも「勃たせないといけない」、
「抜かせないといけない」というのを譲らないという発言が清清しくて良かったです( p´∀`)q

また、御苑生メイさんの経歴はちょっと変わっているのも特徴で、その辺でも
他の人とは少し毛色が違う感じで面白いですね。


■第二巻■

美少女ゲーム声優のお仕事 VOL.2

美少女ゲーム声優のお仕事 VOL.2

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ミリオン出版
  • 発売日: 2013/03/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


秋野花、上田朱音、香澄りょう、金松由花、神村ひな、杉原茉莉、
遠野そよぎ、七ヶ瀬輪、榛名れん、ヒマリ、藤乃理香、藤邑鈴香、
藤森ゆき奈、水霧けいと、みる、桃井いちご、八ツ橋きなこ、柚原みう (五十音順)


第二巻では「桃井いちご」さんの記事が面白かったです。
記事で語っているとおり、確かに「桃井と言えばこれだ!」って特徴はないんだけど安定はしているという汗

ちなみに私的には、声を聞くだけだと名義を変えられたら分からないけど、
ちゅぱ音を聞くとクセや音で分かるというw

記事の見出しで「デビュー直後の認知は爆音系」っていうのを聞いて、
フェチ3」の事かな~?って思ってたら、その通りで笑っちゃいましたよ( ´∀`)

他、演技を勘違いしていた時期にオーデションで何キャラか受けて、全部違う声音で演じた時に
そこのディレクターに「君は声を変えればいいと思っているでしょ?」、「それは役作りじゃないからね、
芝居は全部一緒でしょ」という厳しい事を言われた事も書かれてあったのが印象的でした。


色々とインタビュー記事を読んでると、新人には新人の役作りの苦労、中堅には中堅の迷い、
ベテランにはベテランの苦労がそれぞれあり、その差を読めたのが面白かったです。

共通しているのはやはり、演じる事が 表現する事が好きな人たちであること。

そして思ってた以上に、演じたキャラに愛着をもっているのが印象的でした。
何年も前のキャラでもスラスラと出てきて、このヒロインはこうだった~とか出てくるのに驚きました。

収録は一人録りだし、連続でワードを録っていくしで、すぐに忘れちゃうかなと思っていたのだけど
電話帳三冊分くらいの台本に目を通して、キャラに気持ちを落とし込んで演じるので
私が思っていた以上に思い入れがあったのが嬉しかったです。

※昔は自分のセリフだけしか書いていない台本がざらだった。
今は状況や他の人物のセリフも書いた台本なので長大になっているらしい。


アレゲーの声優さんに興味ある人は、是非手にとって読んでみてくだされ。
真面目な内容で、読んでいて面白いですv(`∀´v)

ちなみに聞いた事がない名前がちょこちょこあるけど、そのはずで、新人さんの名前が結構あります。
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