アレ系 「GEARS of DRAGOON」クリアーq('-'* [アレ系]
メーカーはナインテイルです。
本格派の3Dダンジョン探索型RPGの第2段ということで期待していた今作。
外注絵師を起用して垢抜けたというかカジュアルな印象になりましたね。
前作RPGの「遠望のフェルシス」は一本道シナリオだったのと比べて
大きく2ルートある点など意欲的だったのだけど、全編プレイ後の第一声としては
「色々とバランスが悪かった」かなという印象です(;´Д`A
では、いつものように見ていきましょうか。
■ここが良かった!■
☆いつもの絵師も良いのだけど、外注絵師を起用した事で良いアクセントになった気がします。
☆キャラのスキル割りや アイテム収集要素はやっぱり楽しいですね( p´∀`)q
☆2ルート分岐で物語を表と裏から体験できるのは面白かった。
☆ファルコの兄貴がカッコ良かったですv(`∀´v)
■ここがイマイチだった■
★テキストが圧倒的に描写不足だった(;´Д`)
★大人PT中心だから仕方ないのだけど、シリアス展開が多く 真面目すぎて面白みがなかった。
★カオスルートの主人公の言動と行動がちぐはぐに感じた。
★「裏娼館」システムが期待ハズレだった。
★仲間になるキャラを、別ルートだと撃破するのは面白くなかった。
★ボス戦で連戦がある仕様はキツかった。
★装備を整えてもボスの猛攻に耐えられず、結局SPスキルで1.2ターンで瞬殺の展開ばかりだった。
とりあえず今作は外注絵師を起用した事で、これまでのゲームと印象がガラリと変わった感じですね。
フェルシスの時はあまり気にしないようにしていたけど、今、ギアドラをクリアした後で
もう一度OHPの「遠望のフェルシス」のキャラ紹介のページを見直してみると
やっぱり絵の力は偉大だなぁ…と つくづく感じてしまいましたq(`∀´;q)
絵が良いという事は、それに比例してアレシーンもバッチリということで盛り上がりました。
メインヒロインのオーラがギュンギュン出ているフィリアが、無修正の卑語で喘いでくれるのは
中の人の可愛い声と相まって破壊力がありましたv(`∀´v)
今作のメインヒロイン格はパッケ箱の絵にもなっている4人組で、中でもシータは2ルートで
二度美味しいという 真ヒロインというような位置づけで、優遇されているなと思いました( ´∀`)
カオスルートでシータと迎えるエンディングは伝説級で、格別なものがありました。
しかし一方で、今作には致命的に足りていないものがありました。
テキストによる描写不足です。これが本当に足りないと感じました。
フェルシスの時のクセのある地の文が不評だったからなのか、今回のギアドラには
基本、地の文が存在しないという驚愕レベルの描写の無さで唖然としました。
悩んだ末にそういうセリフになるとか、葛藤、苦悩している姿の描写などが抜けていて
「あー」だから「こー」なるだけという話運びが続いて、これはあんまりだと思いました(;´Д`A
ちなみに地の文もあるところはあって、それはアレシーンが中心です。
アレシーンになると普通に状況描写が出てきたので安心はしたのだけど
一方で日常会話やシーンなどでは意識的に地の文を抜いているのかと感じてしまいました。
地の文がないので、キャラが薄っぺらくなってしまい感情移入がしにくかったです。
だからカオスルートに入った途端、急進的な変貌をしていく主人公にちぐはぐさを感じました。
家族を守るのと敵を撃退するのと、女を犯すのとでは意味合いが違うしね。
もちろんアレゲーなのだから、敗者は這いつくばるのは楽しみの一つだけど
やっぱりシナリオを通して家族を大事にして、周囲の仲間たちとも仲良くしていた
主人公の変化がイマイチに感じました。
このゲームがデュアルテイルのダークヒーロー系主人公であれば納得なんだけどね…。
シナリオ的には人間の悪意に翻弄されてもなお、あくまで人間としてロウルートを進むのか、
悪意を受けて その悪意を排除する動きになるのかが大きな分岐点ですな。
家族の絆を大切にするという一本の筋があって、、これはロウ・カオスルート共に
行動の根源になっていた点は興味深かったです。
特に長兄のファルコの兄貴カッコ良さは異常です(;´Д`)ハァハァ
ゲーム発売前にファルコのキャラ紹介を見ただけの時は、「実は事件の黒幕なんじゃないの?」
とか疑っていたけど、アニキはちゃんとアニキで、弟のために頑張る姿には燃えますね( p´∀`)q
てか、もう、ファルコが主人公でも良かった気がしてきた( ´∀`)
他、気になった点など。
個人的には一番期待していたアレ系統の「裏娼館」システムが全くの期待はずれでガッカリだった。
てっきり仲間を働かせてアイテムやお金でも集めてくるのかと思っていたのだけど
実際は虜囚を無理やりアレするだけのもので面白みが無かったですq(`∀´;q)
まぁ、OHPのシステム部分を見直すと、↑のそのとおりの事が書いてあるのだけど
それを娼館システムとかいうのは ちょっとなぁって感じがした(;´Д`A
なんというか…カオスルートの傾向としては ヴィーナスブラッドのような印象で、
それが正統派のRPGに別ルートとして組み込まれてしまったので、
内容がどうしても大人しくなったとしか思えなかったです。
ダーク系のシーンがあるRPGを作るなら、デュアルテイル名義の方で出してもらった方が
スッキリすると思った。これは別にダーク系シーンが嫌いなのではなくて
「ゲームの色にそぐわない」ので違和感や表現の幅が狭められたという印象です。
あとはロウルートとカオスルートで仲間になるキャラが変化するのだけど
それによりルート違いでは敵対してしまい、撃破する展開があるのは辛かったです。
ロウもカオスもクリアした後に、正史ルートっぽいトゥルールートが欲しかった。
シナリオ展開で仕方が無いとはいえ、シズナ+コンラッド+弥勒の三人は
ずっと友達で居て欲しかったです・゚・(ノД`)・゚・
結構シリアスな展開がたて続いていくので、序盤のその頃がゲーム的にも
キャラ登場して増えていったり、アレが展開されたりと一番面白かった。
ロウとカオスルートの二種類しかないので、どちらが正史になるかは分からないのだけど
今後のゲームでは一方のルートでは撃破されて退場してしまうような展開が無いことを願いたいです。
戦闘的には前作よりもアサルトチェインに重点が置かれているように感じました。
こちらが出来る限りの万全の用意をしていてもSPスキルをバンバン使っていかないと
全く倒せないような展開が多くてウンザリしました。
で、SPスキルを使うと今度は1.2ターンで瞬殺というバランス(;´Д`)ハァハァ
面倒な「多すぎる状態異常」の数も健在で、その辺ももう少しスッキリさせて欲しかったです。
あとボスの連戦が多かったのもキツかったです。
回復できないまま連戦が始まるので、一戦目で仲間が戦闘不能になったら
そのまま倒れた状態で戦闘が始まるので、立て直すのも苦しかったです。
それ故に、瞬殺できるダメージ狙いのアサルトチェインに重点が置かれてしまい、
「戦闘の組み立て」や駆け引きのようなものが無かったのが寂しかったです。
それをやっても徒労という(;´Д`)
■まとめ■
同システムの前作「遠望のフェルシス」を進化させたRPG大作でした。
けれどテキストが圧倒的な描写不足で、せっかくの壮大な物語が薄っぺらく感じてしまいました。
せっかく人気の外注絵師を起用して、垢抜けた印象があるのに、
フェルシスの持ち味だったクセのある会話やコミカルさがないのは残念でした。
これはお祭り騒ぎの学園モノと、妹の治療費を稼ぐという本来の目的が異なるので
しょうがないといえば仕方ないけど、真面目すぎて面白みが薄かったです。
アイテム収集やスキルの割り振りで特徴を出すシステムは前作同様面白かったのだけど
今回はどうしても物語が足を引っ張っていた気がしました。
あと個人的に、ルートごとに仲間に加わるキャラに変化があるのはよいのだけど
片方のルートでは撃破するような展開が本当に嫌でした。
■補足■
ここからは一人フリートークということで、ざっくばらんに書いていこうかなと。
改めて補足しておくと、テキストが圧倒的な描写不足で物語が薄っぺらく感じたとは書いたけど、
物語自体が悪いわけではないので注意q(`∀´;q)
一連の大きな話の流れがあって、その中で
ロウルートで家族の絆とともに危機に立ち向かうか
カオスルートで家族を守るために排除するかの違いになります。
ただ、物語の印象としては、自分たちは真っ当に生きようとしているのに
どんどんカオス側に流そう、流されそうな話の展開ですねq(`∀´;q)
家族の絆が今作の物語のテーマの一つだろうけど、人間の悪意も重要な要素だと考えています。
ロウルートでよく 主人公があれだけの悪意に晒されてキレないのか不思議に思ったくらいです(;´Д`)
アレシーンの内容についてはあまり感想本文では書かなかったのだけど、
絵が上手な分、やっぱり破壊力がありましたねv(`∀´v)
シーン数としてはフィリアが最多で、主人公のために用意されたかのような
王道というかテンプレヒロインっぽい印象があったのだけど、実際に仲が深まっていくと
真っ直ぐな好意の分、アレシーンでの甘えた可愛い声の破壊力が良かったです(*´Д`)ハァハァハァ
でも、初回プレイ時はロウルートで、エレンでエンディングを迎えましたが( ´∀`) q
…おじさんは、エルフとチャイナ服に弱いんです・゚・(ノД`)・゚・
回想を埋めるために、大体4周ほどプレイして80時間程度。
一周目がやっぱり時間がかかって50時間ほどでした。
その50時間分、一緒に戦闘したりした仲で、アレシーンでは無修正卑語で
夜を盛り上げてくれるので気持ちが昂ぶりますね( p´∀`)q
すぐにアレが来るよりも、一緒に戦って、動かして、装備品を整えてボスを倒して…
キャラへの愛着が生まれた後にアレシーンに繋がるRPGゲーム独特のキャラ補正は良いものですな。
そしてロウルートで愛情を育み、エンディングを見た後に、カオスルートで
闇商人絡みのイベントが来たときの興奮ぶりには自分でも久々にクルものがありました(;´Д`)ハァハァ
私は初回プレイでエレン攻略だったので、資金援助の見返りに
「買われた運命」のシーンを見た時は大興奮でしたよ( p´∀`)q
従わざるをえない状況って最高ですね( p´∀`)q
他のロウ側ヒロインズも騙されたり、罠に嵌ったりというシーンがあるので、
是非、初回プレイはロウルート中心に進めて、カオスでの落差を体験して欲しいものですな( ´∀`)
てか、選択肢の傾向からすると、意識的に選ばない限りはロウ寄りになるとは思うけどね。
ヒロインの中で正統ヒロインはフィリアだけど、真ヒロインといえるのは
登場当初から嫁宣言しているシータで、彼女を通して家族の絆を描いている点は凄く良かったです。
ずっと一人だった彼女が家族を想い、ファルコを兄と呼ぶようになるまでの流れが光ってますね。
そのファルコがイイ男すぎて惚れてしまいそうです( ´∀`)
プレイヤーの私も当初は、マシーナを妹にしたりと「家族ごっこ」をしているとしか思えなかったのだけど
ツンツンしていたシータが折れたように、長兄として見守ったり、時には助言をしたりと
ファルコの存在は大きかったですね( p´∀`)q
エンディングとしてはカオスルートのシータのエンディングは、
主人公とシータが伝説になったかのような爽快感があって良かったです。
でも、それに至るまでの物語進行が決して褒められたものではないので、
よくよく考えてみるとスッキリしないものも残りました。
ロウとカオスで大きな変化を出したのは良かったのだけど、もう少しシナリオに配慮が欲しかったです。
カオスルートの途中のシナリオは”デュアルテイル”のような印象で、正統な燃えを標榜している
”ナインテイル”にはそぐわない印象が強かったです。
ロウとカオスルートのいいとこ取りをした、トゥルールートが欲しかったです。
こう、シズナとコンラッドと弥勒はずっと友達で、様々な人間の悪意に主人公たちは翻弄されるけど
家族の絆を強めて危機を乗り越え、ラスボス戦で主人公は覚醒を遂げると〆('-'*
最後はシータと共に家族を見守りつつ、つがいの竜は空を舞う…そんな話が欲しかったです。
■攻略のコツ■
とりあえず厨房を利用できるようになったら「サラダ」を作って、
クエスト終了前に食べておくのが重要っぽいですd('-'*
クエスト終了時にスコアが増えるのだけど、サラダ食べてるとボーナスが付きます。
6人分食べていると それだけスコアも増量されるので、ギルドポイントがたまりやすくなります。
サラダ以外にも「金」の魔石を付与するのも良い感じ。一個だけなら効果は薄いけれど
これだけ特化させれば大きいです。このキャラの場合は武器にも振っているので合計+30%効果に。
ギルドポイントが貯まると、戦士・盗賊・神官・魔術Lvにポイントを振れるようになるので
系統によって大きな成果が得られますね( p´∀`)q
「俺は難易度高いプレイがしたいから振らない」とかいうのはNGで、
これを振っておかないと今作の醍醐味の一つである強力なアイテムのドロップ収集が出来なくなります。
ドロップアイテムのスロット数を増やしたい、+10とかのアイテムが出やすくなりたい、
命脈のようなレアな効果が付いているアイテムが欲しい、アイテムドロップ率自体を上げたいなどなど。
各系統にギルドポイントを振っておかないと
こんな感じのスロット数が多いアイテムが出てこないのも注意が必要ですな。
支援付与のアイテムに状態異常を防ぐ魔石を付けまくることも攻略のポイントですな。
逆にいえば、このくらいの状態異常無効を付けておかないと、どうにもならないというのは
少々バランスが悪いと思いました。
前作でもその傾向はあったけど、今回はより酷くてウンザリさせられました(;´Д`A
アイテム集めは積極的に闇の刻限をうろついて収集はもちろんなのだけど
コンラッドの「シーブス・ピック」や弥勒の「一万石落し」の攻撃スキルを使って、
敵ステータスに「盗」マークを付けるのも重要ですな。
出来るなら闇の刻限にボス相手に「盗」マークをつけると、レアなアイテムを二個入手できる
可能性があるので、アイテム集めでは重要な行動になります。
他、アイテム以外では戦闘においてはリミットゲージを貯めて
SPスキルを使うポイントを貯めていくのが重要で、蓄積効果のある攻撃を使うと良いですね。
ラディの「クロス・エッジ」や「ハード・エッジ」、シズナの「袈裟落とし」「飛燕逸刀」~あたりは
通常攻撃として使っていくと効率的ですな。
ポイントが貯まればボス戦で一気に消化して瞬殺するのが王道プレイでしょうか。
強いボスでも基本3ターン以内で倒せてしまうほど味気ないものになるのだけど
HP+20000回復するような技を使ってくる相手には、やはりそういう戦法を取るしかないですねq(`∀´;q)
アサルトチェインの基本は、「SPスキルを使ったターンで、三人以上が攻撃スキルを使用」が条件で
三人以上であれば、フィリアの防御用の「ワルキューレ・ヒルド」や
支援用の「オーラレゾナンス」でもしっかり発動。
私の基本はオーラレゾナンス使用で、命中率の悪い複数回攻撃「ガトリングブリッツ」を
使ったりしていました。オーラレゾナンスは速攻効果があるので攻撃順位が最初になりやすいので
必中支援のあとに他のキャラが続くのもポイントですなv(`∀´v)
ステラの「ガトリングブリッツ」(遅発・6回攻撃)だと、順番が回ってくるまでにダメージ倍率が上がってて
ラスボス相手に9000ダメージが6回みたいなことになっていました。
それがオーラレゾナンス効果で必中だから凄いことに。
ちなみに一周目の最後で、リミットブレイク状態だとこんな感じのステータスに
この状態でもボスを瞬殺できなかったのはきつかったです(;´Д`)ハァハァ
ボス戦でやりくりして戦ったのは、最序盤のSPスキルを覚えていない時か
最後のボス戦くらいでした。そういう相手にはフィリアのSP「ワルキューレ・ヒルド」や
ランパートがひじょうに強力でした。
ランパートやリードブロックってダメージの肩代わりなので、
全員や複数人のダメージを一人で受けることになるのできつそうになるのだけど
全体攻撃になると6人分のHPが削られるのに対して、一人で一回しかダメージ受けないので
ひじょうに強力な効果になりますv(`∀´v)
ただし連撃系のスキルを多用される相手は苦手で、二回行動の相手に4連撃+4連撃されると
一気に沈んでしまい戦列が崩壊するという危険性も(;´Д`)ハァハァ
何事も相手に応じた防戦が必要という事ですね。
そういう相手には「パリイング」や、シータの一列弾き効果の「パルス・リジェクト」が良いですね。
最後に私のスキル割り振りでも。
みなさんはどんな感じでしょうか。
前衛職としてHPやPowに振っているのは当然だけど、今作はちょこちょこ命中率が悪い気がしたので
Tecに多めに振ってあります。Tecは状態異常攻撃にも効果があるので重要かなという位置づけです。
とりあえず、こんなところでしょうか。
本格派の3Dダンジョン探索型RPGの第2段ということで期待していた今作。
外注絵師を起用して垢抜けたというかカジュアルな印象になりましたね。
前作RPGの「遠望のフェルシス」は一本道シナリオだったのと比べて
大きく2ルートある点など意欲的だったのだけど、全編プレイ後の第一声としては
「色々とバランスが悪かった」かなという印象です(;´Д`A
では、いつものように見ていきましょうか。
■ここが良かった!■
☆いつもの絵師も良いのだけど、外注絵師を起用した事で良いアクセントになった気がします。
☆キャラのスキル割りや アイテム収集要素はやっぱり楽しいですね( p´∀`)q
☆2ルート分岐で物語を表と裏から体験できるのは面白かった。
☆ファルコの兄貴がカッコ良かったですv(`∀´v)
■ここがイマイチだった■
★テキストが圧倒的に描写不足だった(;´Д`)
★大人PT中心だから仕方ないのだけど、シリアス展開が多く 真面目すぎて面白みがなかった。
★カオスルートの主人公の言動と行動がちぐはぐに感じた。
★「裏娼館」システムが期待ハズレだった。
★仲間になるキャラを、別ルートだと撃破するのは面白くなかった。
★ボス戦で連戦がある仕様はキツかった。
★装備を整えてもボスの猛攻に耐えられず、結局SPスキルで1.2ターンで瞬殺の展開ばかりだった。
とりあえず今作は外注絵師を起用した事で、これまでのゲームと印象がガラリと変わった感じですね。
フェルシスの時はあまり気にしないようにしていたけど、今、ギアドラをクリアした後で
もう一度OHPの「遠望のフェルシス」のキャラ紹介のページを見直してみると
やっぱり絵の力は偉大だなぁ…と つくづく感じてしまいましたq(`∀´;q)
絵が良いという事は、それに比例してアレシーンもバッチリということで盛り上がりました。
メインヒロインのオーラがギュンギュン出ているフィリアが、無修正の卑語で喘いでくれるのは
中の人の可愛い声と相まって破壊力がありましたv(`∀´v)
今作のメインヒロイン格はパッケ箱の絵にもなっている4人組で、中でもシータは2ルートで
二度美味しいという 真ヒロインというような位置づけで、優遇されているなと思いました( ´∀`)
カオスルートでシータと迎えるエンディングは伝説級で、格別なものがありました。
しかし一方で、今作には致命的に足りていないものがありました。
テキストによる描写不足です。これが本当に足りないと感じました。
フェルシスの時のクセのある地の文が不評だったからなのか、今回のギアドラには
基本、地の文が存在しないという驚愕レベルの描写の無さで唖然としました。
悩んだ末にそういうセリフになるとか、葛藤、苦悩している姿の描写などが抜けていて
「あー」だから「こー」なるだけという話運びが続いて、これはあんまりだと思いました(;´Д`A
ちなみに地の文もあるところはあって、それはアレシーンが中心です。
アレシーンになると普通に状況描写が出てきたので安心はしたのだけど
一方で日常会話やシーンなどでは意識的に地の文を抜いているのかと感じてしまいました。
地の文がないので、キャラが薄っぺらくなってしまい感情移入がしにくかったです。
だからカオスルートに入った途端、急進的な変貌をしていく主人公にちぐはぐさを感じました。
家族を守るのと敵を撃退するのと、女を犯すのとでは意味合いが違うしね。
もちろんアレゲーなのだから、敗者は這いつくばるのは楽しみの一つだけど
やっぱりシナリオを通して家族を大事にして、周囲の仲間たちとも仲良くしていた
主人公の変化がイマイチに感じました。
このゲームがデュアルテイルのダークヒーロー系主人公であれば納得なんだけどね…。
シナリオ的には人間の悪意に翻弄されてもなお、あくまで人間としてロウルートを進むのか、
悪意を受けて その悪意を排除する動きになるのかが大きな分岐点ですな。
家族の絆を大切にするという一本の筋があって、、これはロウ・カオスルート共に
行動の根源になっていた点は興味深かったです。
特に長兄のファルコの兄貴カッコ良さは異常です(;´Д`)ハァハァ
ゲーム発売前にファルコのキャラ紹介を見ただけの時は、「実は事件の黒幕なんじゃないの?」
とか疑っていたけど、アニキはちゃんとアニキで、弟のために頑張る姿には燃えますね( p´∀`)q
てか、もう、ファルコが主人公でも良かった気がしてきた( ´∀`)
他、気になった点など。
個人的には一番期待していたアレ系統の「裏娼館」システムが全くの期待はずれでガッカリだった。
てっきり仲間を働かせてアイテムやお金でも集めてくるのかと思っていたのだけど
実際は虜囚を無理やりアレするだけのもので面白みが無かったですq(`∀´;q)
まぁ、OHPのシステム部分を見直すと、↑のそのとおりの事が書いてあるのだけど
それを娼館システムとかいうのは ちょっとなぁって感じがした(;´Д`A
なんというか…カオスルートの傾向としては ヴィーナスブラッドのような印象で、
それが正統派のRPGに別ルートとして組み込まれてしまったので、
内容がどうしても大人しくなったとしか思えなかったです。
ダーク系のシーンがあるRPGを作るなら、デュアルテイル名義の方で出してもらった方が
スッキリすると思った。これは別にダーク系シーンが嫌いなのではなくて
「ゲームの色にそぐわない」ので違和感や表現の幅が狭められたという印象です。
あとはロウルートとカオスルートで仲間になるキャラが変化するのだけど
それによりルート違いでは敵対してしまい、撃破する展開があるのは辛かったです。
ロウもカオスもクリアした後に、正史ルートっぽいトゥルールートが欲しかった。
シナリオ展開で仕方が無いとはいえ、シズナ+コンラッド+弥勒の三人は
ずっと友達で居て欲しかったです・゚・(ノД`)・゚・
結構シリアスな展開がたて続いていくので、序盤のその頃がゲーム的にも
キャラ登場して増えていったり、アレが展開されたりと一番面白かった。
ロウとカオスルートの二種類しかないので、どちらが正史になるかは分からないのだけど
今後のゲームでは一方のルートでは撃破されて退場してしまうような展開が無いことを願いたいです。
戦闘的には前作よりもアサルトチェインに重点が置かれているように感じました。
こちらが出来る限りの万全の用意をしていてもSPスキルをバンバン使っていかないと
全く倒せないような展開が多くてウンザリしました。
で、SPスキルを使うと今度は1.2ターンで瞬殺というバランス(;´Д`)ハァハァ
面倒な「多すぎる状態異常」の数も健在で、その辺ももう少しスッキリさせて欲しかったです。
あとボスの連戦が多かったのもキツかったです。
回復できないまま連戦が始まるので、一戦目で仲間が戦闘不能になったら
そのまま倒れた状態で戦闘が始まるので、立て直すのも苦しかったです。
それ故に、瞬殺できるダメージ狙いのアサルトチェインに重点が置かれてしまい、
「戦闘の組み立て」や駆け引きのようなものが無かったのが寂しかったです。
それをやっても徒労という(;´Д`)
■まとめ■
同システムの前作「遠望のフェルシス」を進化させたRPG大作でした。
けれどテキストが圧倒的な描写不足で、せっかくの壮大な物語が薄っぺらく感じてしまいました。
せっかく人気の外注絵師を起用して、垢抜けた印象があるのに、
フェルシスの持ち味だったクセのある会話やコミカルさがないのは残念でした。
これはお祭り騒ぎの学園モノと、妹の治療費を稼ぐという本来の目的が異なるので
しょうがないといえば仕方ないけど、真面目すぎて面白みが薄かったです。
アイテム収集やスキルの割り振りで特徴を出すシステムは前作同様面白かったのだけど
今回はどうしても物語が足を引っ張っていた気がしました。
あと個人的に、ルートごとに仲間に加わるキャラに変化があるのはよいのだけど
片方のルートでは撃破するような展開が本当に嫌でした。
■補足■
ここからは一人フリートークということで、ざっくばらんに書いていこうかなと。
改めて補足しておくと、テキストが圧倒的な描写不足で物語が薄っぺらく感じたとは書いたけど、
物語自体が悪いわけではないので注意q(`∀´;q)
一連の大きな話の流れがあって、その中で
ロウルートで家族の絆とともに危機に立ち向かうか
カオスルートで家族を守るために排除するかの違いになります。
ただ、物語の印象としては、自分たちは真っ当に生きようとしているのに
どんどんカオス側に流そう、流されそうな話の展開ですねq(`∀´;q)
家族の絆が今作の物語のテーマの一つだろうけど、人間の悪意も重要な要素だと考えています。
ロウルートでよく 主人公があれだけの悪意に晒されてキレないのか不思議に思ったくらいです(;´Д`)
アレシーンの内容についてはあまり感想本文では書かなかったのだけど、
絵が上手な分、やっぱり破壊力がありましたねv(`∀´v)
シーン数としてはフィリアが最多で、主人公のために用意されたかのような
王道というかテンプレヒロインっぽい印象があったのだけど、実際に仲が深まっていくと
真っ直ぐな好意の分、アレシーンでの甘えた可愛い声の破壊力が良かったです(*´Д`)ハァハァハァ
でも、初回プレイ時はロウルートで、エレンでエンディングを迎えましたが( ´∀`) q
…おじさんは、エルフとチャイナ服に弱いんです・゚・(ノД`)・゚・
回想を埋めるために、大体4周ほどプレイして80時間程度。
一周目がやっぱり時間がかかって50時間ほどでした。
その50時間分、一緒に戦闘したりした仲で、アレシーンでは無修正卑語で
夜を盛り上げてくれるので気持ちが昂ぶりますね( p´∀`)q
すぐにアレが来るよりも、一緒に戦って、動かして、装備品を整えてボスを倒して…
キャラへの愛着が生まれた後にアレシーンに繋がるRPGゲーム独特のキャラ補正は良いものですな。
そしてロウルートで愛情を育み、エンディングを見た後に、カオスルートで
闇商人絡みのイベントが来たときの興奮ぶりには自分でも久々にクルものがありました(;´Д`)ハァハァ
私は初回プレイでエレン攻略だったので、資金援助の見返りに
「買われた運命」のシーンを見た時は大興奮でしたよ( p´∀`)q
従わざるをえない状況って最高ですね( p´∀`)q
他のロウ側ヒロインズも騙されたり、罠に嵌ったりというシーンがあるので、
是非、初回プレイはロウルート中心に進めて、カオスでの落差を体験して欲しいものですな( ´∀`)
てか、選択肢の傾向からすると、意識的に選ばない限りはロウ寄りになるとは思うけどね。
ヒロインの中で正統ヒロインはフィリアだけど、真ヒロインといえるのは
登場当初から嫁宣言しているシータで、彼女を通して家族の絆を描いている点は凄く良かったです。
ずっと一人だった彼女が家族を想い、ファルコを兄と呼ぶようになるまでの流れが光ってますね。
そのファルコがイイ男すぎて惚れてしまいそうです( ´∀`)
プレイヤーの私も当初は、マシーナを妹にしたりと「家族ごっこ」をしているとしか思えなかったのだけど
ツンツンしていたシータが折れたように、長兄として見守ったり、時には助言をしたりと
ファルコの存在は大きかったですね( p´∀`)q
エンディングとしてはカオスルートのシータのエンディングは、
主人公とシータが伝説になったかのような爽快感があって良かったです。
でも、それに至るまでの物語進行が決して褒められたものではないので、
よくよく考えてみるとスッキリしないものも残りました。
ロウとカオスで大きな変化を出したのは良かったのだけど、もう少しシナリオに配慮が欲しかったです。
カオスルートの途中のシナリオは”デュアルテイル”のような印象で、正統な燃えを標榜している
”ナインテイル”にはそぐわない印象が強かったです。
ロウとカオスルートのいいとこ取りをした、トゥルールートが欲しかったです。
こう、シズナとコンラッドと弥勒はずっと友達で、様々な人間の悪意に主人公たちは翻弄されるけど
家族の絆を強めて危機を乗り越え、ラスボス戦で主人公は覚醒を遂げると〆('-'*
最後はシータと共に家族を見守りつつ、つがいの竜は空を舞う…そんな話が欲しかったです。
■攻略のコツ■
とりあえず厨房を利用できるようになったら「サラダ」を作って、
クエスト終了前に食べておくのが重要っぽいですd('-'*
クエスト終了時にスコアが増えるのだけど、サラダ食べてるとボーナスが付きます。
6人分食べていると それだけスコアも増量されるので、ギルドポイントがたまりやすくなります。
サラダ以外にも「金」の魔石を付与するのも良い感じ。一個だけなら効果は薄いけれど
これだけ特化させれば大きいです。このキャラの場合は武器にも振っているので合計+30%効果に。
ギルドポイントが貯まると、戦士・盗賊・神官・魔術Lvにポイントを振れるようになるので
系統によって大きな成果が得られますね( p´∀`)q
「俺は難易度高いプレイがしたいから振らない」とかいうのはNGで、
これを振っておかないと今作の醍醐味の一つである強力なアイテムのドロップ収集が出来なくなります。
ドロップアイテムのスロット数を増やしたい、+10とかのアイテムが出やすくなりたい、
命脈のようなレアな効果が付いているアイテムが欲しい、アイテムドロップ率自体を上げたいなどなど。
各系統にギルドポイントを振っておかないと
こんな感じのスロット数が多いアイテムが出てこないのも注意が必要ですな。
支援付与のアイテムに状態異常を防ぐ魔石を付けまくることも攻略のポイントですな。
逆にいえば、このくらいの状態異常無効を付けておかないと、どうにもならないというのは
少々バランスが悪いと思いました。
前作でもその傾向はあったけど、今回はより酷くてウンザリさせられました(;´Д`A
アイテム集めは積極的に闇の刻限をうろついて収集はもちろんなのだけど
コンラッドの「シーブス・ピック」や弥勒の「一万石落し」の攻撃スキルを使って、
敵ステータスに「盗」マークを付けるのも重要ですな。
出来るなら闇の刻限にボス相手に「盗」マークをつけると、レアなアイテムを二個入手できる
可能性があるので、アイテム集めでは重要な行動になります。
他、アイテム以外では戦闘においてはリミットゲージを貯めて
SPスキルを使うポイントを貯めていくのが重要で、蓄積効果のある攻撃を使うと良いですね。
ラディの「クロス・エッジ」や「ハード・エッジ」、シズナの「袈裟落とし」「飛燕逸刀」~あたりは
通常攻撃として使っていくと効率的ですな。
ポイントが貯まればボス戦で一気に消化して瞬殺するのが王道プレイでしょうか。
強いボスでも基本3ターン以内で倒せてしまうほど味気ないものになるのだけど
HP+20000回復するような技を使ってくる相手には、やはりそういう戦法を取るしかないですねq(`∀´;q)
アサルトチェインの基本は、「SPスキルを使ったターンで、三人以上が攻撃スキルを使用」が条件で
三人以上であれば、フィリアの防御用の「ワルキューレ・ヒルド」や
支援用の「オーラレゾナンス」でもしっかり発動。
私の基本はオーラレゾナンス使用で、命中率の悪い複数回攻撃「ガトリングブリッツ」を
使ったりしていました。オーラレゾナンスは速攻効果があるので攻撃順位が最初になりやすいので
必中支援のあとに他のキャラが続くのもポイントですなv(`∀´v)
ステラの「ガトリングブリッツ」(遅発・6回攻撃)だと、順番が回ってくるまでにダメージ倍率が上がってて
ラスボス相手に9000ダメージが6回みたいなことになっていました。
それがオーラレゾナンス効果で必中だから凄いことに。
ちなみに一周目の最後で、リミットブレイク状態だとこんな感じのステータスに
この状態でもボスを瞬殺できなかったのはきつかったです(;´Д`)ハァハァ
ボス戦でやりくりして戦ったのは、最序盤のSPスキルを覚えていない時か
最後のボス戦くらいでした。そういう相手にはフィリアのSP「ワルキューレ・ヒルド」や
ランパートがひじょうに強力でした。
ランパートやリードブロックってダメージの肩代わりなので、
全員や複数人のダメージを一人で受けることになるのできつそうになるのだけど
全体攻撃になると6人分のHPが削られるのに対して、一人で一回しかダメージ受けないので
ひじょうに強力な効果になりますv(`∀´v)
ただし連撃系のスキルを多用される相手は苦手で、二回行動の相手に4連撃+4連撃されると
一気に沈んでしまい戦列が崩壊するという危険性も(;´Д`)ハァハァ
何事も相手に応じた防戦が必要という事ですね。
そういう相手には「パリイング」や、シータの一列弾き効果の「パルス・リジェクト」が良いですね。
最後に私のスキル割り振りでも。
みなさんはどんな感じでしょうか。
前衛職としてHPやPowに振っているのは当然だけど、今作はちょこちょこ命中率が悪い気がしたので
Tecに多めに振ってあります。Tecは状態異常攻撃にも効果があるので重要かなという位置づけです。
とりあえず、こんなところでしょうか。
2013-02-15 22:42
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コメント(1)
クリア後、調べてみると、消去系のスキルは、
スキルLvによって効果が強化されるようですな。
ただ、スキルLv10まで上げたからといって、どの消去系スキルでも
消せるようになるわけではないらしい。
wikiを見ると消去Lvとかいうのが書かれていて、(転載)
•消去Lv1(ヴォイドスレイブLv1~9、ドラゴニックハウルLv1~9、反理の掌Lv1~4)◦パラメーターアップ効果が消去(HP・MP・Pow・~Sheアップ)
◦※パラメーターダウン効果は消去されない
•消去Lv2(ヴォイドスレイブLv10、アークインパルス、ドラゴニックハウルLv10、反理の掌Lv5~9、バニッシュギア)◦上記効果に加え、 治癒・充填・順列・不屈・抵抗・重唱・連動・自爆・LO が消去
◦消去されない効果 心眼・霧散・弾き・継防・防御・保護・挑発・反撃・無敵・溜め
•消去Lv3(ドラゴンソニック、反理の掌Lv10)◦上記効果に加え、 心眼・霧散・弾き・継防・防御・保護・挑発・反撃・溜め が消去
◦消去されない効果 無敵
•完全消去(サクシードウィンド、ハザークスレイヤー)◦上記に加え 無敵 が消去
•解除◦解除される:燃焼,戒め,沈黙,麻痺,気絶,毒気,凍結,眩惑,混乱,眠り,呪い,破鎧,干渉
•告死・盗み◦一度付くと死亡以外の如何なる効果によっても消されない特殊デバフ
という感じらしい。
私が大嫌いな「反撃」を、「反理の掌Lv10」で消せるってのを初めてしったぜ。
…ただし、使えるのはカオスルートのシズナだけど(;´Д`)
ドラゴンソニックが使えるのはカオスルートのラディで、使いやすいけど
戦闘開始時の掛け声が不快なんだよね(;´Д`A
カオス=悪じゃないけど、ホンモノはもっと静かに深いものだよ(;´Д`)
いきなり「カスがっ!」とかいうのって小悪党っぽいぜ。
by 鴫野 (2013-02-25 00:44)