アレ系 「真・蟻地獄」クリアー

メーカーはALL-TIMEです。

本格的なダーク系無理やりゲームとして期待していた今作。

体験版プレイ時の「待ち構えた状態」で「一気に捕食する」という
ただの無理やり系ではなく、色々と用意周到に仕掛ける流れで感心していたのだけど、
いざ製品版をプレイしてみると、体験版でざっくり削られていると思われた
過程をすっとばしたかのような展開そのままで、なんだかなぁという印象です(;´Д｀Ａ

ほら、体験版の最後の方で、アレシーンの連続抜粋されていたところがあったけど、
それが本編中でもあんな感じの繋ぎで、唐突感の連続でした。

まぁ、とりあえずはいつもどおり観ていきましょうかｑ(｀∀´;ｑ)

■ここが良かった！■
☆無理やり系だが、絶倫力でヒロインを屈服させるアレの王道っぷりは良かったです( ｐ´∀｀)ｑ

■ここがイマイチ■
★夏休みというわりにはゲーム中は日付の感覚が乏しく、シーンとシーンを繋ぎ合わせただけに感じた。
★シーンの尺は十分だが、絵の枚数が足りないように感じた。
★3ルート分岐だけど、そのうちの2ルートはほとんど同じ展開で手抜き感が凄まじかった。

今作は、結婚して退職した恩師の呼びかけで卒業生が呼ばれて
その可愛いヒロイン達を無理やり系でモノにするというもの。

普段は低姿勢な管理人を装いながら隙を窺い、ヒロイン達が一人になったところで牙をむき
絶倫力で屈服させる仕様はとても良かったですv(｀∀´v)

またヒロインによっては、一度やられただけでは心が折れず、反抗的な態度を崩さないけど、
それでもやっぱり絶倫力で快楽に屈してしまう展開は、王道とはいえ良かったです。

ただ、プロローグから最初の行為までの流れは良かったんだけど、
一度 毒牙に掛けてからのシナリオ展開がスカスカで、日常描写も少なく、
本当にアレシーンとアレシーンを繋げただけの展開でウンザリしました。

夏休みを利用して訪れて～と期間制限を設けているわりには、日付の感覚が乏しかったので
いついつまでに堕とすというような経過、過程がすっぽ抜けている感じでした。

アレシーン自体は、一部、首にナワとか茶色い物体ネタ以外は良質だっただけに残念でした。
もう少し日常描写をしっかりして、ヒロイン達が追い込まれている精神状態や
管理人が返り討ちになるような展開があっても良かったと思いました。

他、シナリオ上で一番 気になったのは、3ルートあるうちの2ルートがほぼ同じ展開だという点。

序盤の選択肢で選んだキャラがエンディングに関わり、まぁ それはそれでいいんだけど、
あとは2ルートほぼ一緒で、ほとんどが既読スキップで流れてしまう感じでした。

あと、OHPに購入者に追加シナリオをDLとか書いてあったけど、現時点でも何もないし、
このゲーム、未だに未完成なんじゃ？と、疑いたくなってきました。

アレシーン自体は完成してるけど、ゲームとしては未完成な感じ。
無理やり系のアレシーン集という印象です。

アレシーンの基本は最初に書いたとおり、無理やり系だけど絶倫力で屈服させるのだけど
喘ぎが挿入動作に応じたような息遣いで良かったですv(｀∀´v)

こう、短く小刻みな息遣いで、突かれている感じが伝わってきて、
台本テキストを棒読みしてるような「トロくささ」が無くて良かったです( ｐ´∀｀)ｑ

シチュ的にはカップルキャラの男を人質にして、嫌々だけど奉仕を要求されたり
ダシに使って心を煽るシーンが良かったです。

ただカップル男キャラは、このヒロインでしかほとんど絡んでこないので、
他ルートでは空気感が強くて、もう少し変化が欲しかったです。

姉妹キャラは姉は良かったんだけど、妹の絵がちょっと(;´Д｀Ａ
姉には もっとテニスウェアを着たシーンが欲しかったです。

私的に今作の本命だった黒髪キャラは、日常描写や心理描写が弱かったので
アレシーン自体はよく出来てはいても 感情移入が少なくてノれない感じでした。


■まとめ■
いくら抜きゲーといえども、ちょっと日常描写が薄すぎて、ゲーム全体がうすっぺらく感じました。

3分岐のシナリオも2ルートはほぼ同じ展開など、ゲームも無理やり系だけど、
発売自体も無理やり出したかのような印象で、正直フルプライスの価値は無いと思っています。

アレシーン自体の出来は良かったので、もう少し しっかりと作り込めば面白くなったのに…と
少し中途半端というか残念な内容でした。

アレテキストだけではなく、シナリオにももう少し凝って欲しかったですね(;´Д｀)

真・蟻地獄

• 出版社/メーカー: ALL-Time
• メディア: DVD-ROM