アレ系 「大帝国」プレイ終了。

メーカーはアリスソフトです。

何度かシステム周り？で変更？があったりして、紆余曲折の末に発売された今作。
遊べるゲームを作るメーカーの新作ということで楽しみにしていて、実際に長時間、
遊べて面白かったと思う反面、未完成品なんじゃ？というような部分もあって諸手を挙げて
良いゲームだとは言えない出来だったと思っています。

一周目は世界日本化ルートでクリアして、二周目は…というところで飽きちゃいました。
これ以上続けても、多分、評価は変わらないだろうと思ったので、これでプレイ終了します〆('-'*


■ここが良かった■
☆洗練されたターン制システムは、操作感やプレイヤーの疲労を軽減してサクサク遊べた。
☆宇宙戦艦を操っての戦略ゲームという点が新鮮だった。
☆クリアするだけなら特に時間制限はないようなので、マイペースにプレイできた。

■ここがイマイチだった■
★システムが洗練されすぎて、淡白に感じた。
★ゲーム期間が無制限っぽいので、１周目で色々とやりつくしてしまって飽きるのが早かった。
★これまでの大シリーズにあったような、キャラクリ要素が無く、周回プレイが面倒。
★戦闘は人物よりも艦船メインなので、イベントがある提督キャラといえども「ただの手駒」感が強かった。
★一部ボイスしかなく、ただでさえ印象の薄い提督キャラに親しみや感情移入が出来なかった。


かなり考えて作られたシステムのようで、長時間プレイしてても疲れにくい感じですな。
操作性も考えられていて、ゲームの進行も要点を押させておけばサクサク進みます。

どの星域に誰を置くか。
敵艦隊よりも索敵が高くて、敵を一撃で倒せる戦力かどうか。

戦略ゲームなので、攻められる星域が2つだったのを1つで引き受けられる場所を攻略して、
そこを防衛ラインにして余分な人員を削減。他の星域にまわすとか、

相手艦船よりも索敵が1だけでも上回るように艦隊編成して、なおかつ
先制攻撃で撃破、被害ゼロになるようにする。

あとは資源や艦船の開発のこまごまとしたところだけど、ゲームの基本は上の2つですな。

特に敵をノーダメージで倒す、もしくは倒せる仕組みはサクサク進められるものの、
それ故に味気なさも感じてしまい、熱戦や激闘というようなギリギリ感やハラハラ感が無かったです。

これは多分、攻撃の命中率や回避率が無かったからでしょうな。
戦闘画面でどの戦域に、誰を配置するかで、戦う前から計算で勝敗が分かってしまうようなものだし。

「数的パズル」っていう変な日本語を使うけれど、艦隊編成や戦闘の配置が
あまりにもパズル的過ぎて、この手のシミュレーションゲームの遊びというか余裕が少なかったです。
個人的にはこういうジャンルのゲームはある程度は直感的に作ったほうがいいと考えています。

レーザー攻撃力が839で、相手艦船のHPが840だと、提督スキル補正などが無い場合は
必ず1残るゲームシステムだしね。計算はしやすけれど、この辺が味気なく感じました。

人間同士の白兵戦だと泥臭いので確率で命中率やダメージが増減するけれど
機械制御の艦隊戦だと命中もシンプルに100%ということなんでしょうな。

さて、今作で一番、楽に感じたのは、クリアするだけならゲーム進行上の時間制限がない点。
私のように1拠点ずつ治安を高めて、各提督に艦船を揃えてから一気に…という人にはありがたいです。

ただし、それ故に一周目だけでほとんどのキャライベントは見れてしまい、
二周目で別のルートやエンディングを目指す気が削がれてしまいました。
もちろん、二周目以降にしか発生しない勢力などがあるのだけど、面倒に感じただけでした。

あとキャライベントに関して イベントを進めていくと、その提督の艦隊内の補正値が変化したり
指揮値が上昇したりするのだけど 今作は周回を重ねても、これまでの大シリーズのような
キャラクリ補正のようなものが無く、せっかく一周目でイベントを進めて強化したキャラが
また素になってしまい、再度の周回で育てなおすのがひじょうに面倒くさかったです。

1ターンで1キャラ、1イベントしか進められないキャライベント システムなので、
次を見よう、見たい、と思ってるうちにどんどんプレイが長時間化して、そういう意味では
中毒性が強かったと言えるのだけど、周回を続けていくと、さすがに同じことの繰り返しなので
キツイです。ある程度の期間設定を設けて、未回収のイベントは次回の周回で回収するような
仕組みの方が良かったのではと思いました。

そして今作、最大のダメなところはフルボイスじゃない点。

フルボイスにすると発売日が遅れるだの、どこかでコメントを見かけた気がするけれど
今作は生身のキャラ同士の戦闘ではなく、艦船・艦隊同士の戦闘がメインで
提督スキルや艦隊構成の補正値がない場合は、同じ指揮値300であれば、
どの提督が どの戦艦を操っても同じ力にしかならない無個性なもの。

特徴を持たせるためにキャラの差別化や個性化を強くしないとダメなのに、
アレシーン以外ではCVなしというこの仕様。

ターンごとのイベントフェイズでもアレシーン以外ではほとんど音声喋らないので
キャラに対する愛着が沸かないです(;´Д｀)

一方で、アレシーンになった時だけ いきなり音声付いても違和感が強くて
こんな事なら音声は最初から全部無かった方がよかったです(;´Д｀A

この記事の冒頭で「未完成」と言ったのはこの事です。
フルボイスにする手間が面倒くさい、お金が掛かるとかじゃなくて、
声があったり、無かったりという事によって、ゲーム全体の完成度が中途半端に感じてしまうのですよ。

この辺 アリスソフトは、もう時代について行けていないのでは とも感じてしまいました。


最後に、いちいち上で挙げなかったけれど、登場キャラの見た目の年齢はもう少し上げてください(;´Д｀)
北方の赤い国は攻略する意欲が全くわきませんよヽ(`Д´)ﾉ

見た目が幼くても、色気を感じるようなロリババァみたいのならいいんです。
今作の北の赤い国のキャラは、見た目も思考も絵のレベルも受け付けないものでした(;´Д｀)

リディアは良かったんだけどねぇ(;´Д｀)＝3


■まとめ■
中毒性があり、パズルのピースを埋めるように、人物配置や艦隊構成を割り当てて行き
ピッタリはまった時は気持ちがいいですねv(｀∀´v)

ゲーム自体もサクサク進められて、時間制限がないのでクリアだけを目指したり、
難しい条件がない一般キャラだとイベントも見やすくて簡単なのでプレイしやすいです。

一方で突き詰めてターンを指折り数えないと辿り着けないルートがあったりと
上級者向けっぽいルートも用意されていて、ゲーム性もそれなりにありました。

ただ、今作はイベントシーンで音声があったり無かったりしたため、
ゲームの完成度を中途半端に感じてしまいました。

特に今回は生身の人物同士の戦闘ではなく、無機質な戦艦vs戦艦の艦隊戦メインのゲームなので
イベントシーンで喋ってくれないと、キャラへの感情移入がしにくいです(;´Д｀)

ゲームのプレイ上では、周回イベント要素はあるものの、
キャラは1から育てなおしのようなので、周回プレイが面倒に感じました。

もう少し完成度を高めることも出来たのでは…というのが正直な感想です。

大帝国

• 出版社/メーカー: アリスソフト
• メディア: DVD-ROM

■今作でのお気に入りのキャラ■
帝ちゃん、小澤祀梨、南雲圭子、古賀ひとみ、レーティア、サフラン、
ゴローン・エウンドラ、ハンナ・ロック、あたりです。

帝ちゃんがフルボイスなら…せっかくの青井さんなのにヽ(`Д´)ﾉ
おじさんは青井美海さんを応援しております(　´∀｀)

小澤祀梨、いい味を出してるキャラですよね(　´∀｀)ｑ
キャラの性格付けとCVがジャストフィットな点も。

南雲圭子…イベントが少ないのが残念でなりません･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
そういえば人妻という設定上、夫がいるのは圭子とスペインのところくらいなのかな？
これだけ登場キャラがいて、人妻キャラが少ないなんて…思い返してみると意外だ。

古賀ひとみ…山本提督がいい味出していたので残念。でもナース服から着替えた姿を見て
「これもアリだな」と思い、豹変した姿を見てビリビリ痺れました(　´∀｀)

レーティアは、プレイ前の印象では興味が沸かなかったのだけど、
ゲームを始めて180度見方が変わったキャラ。彼女、本当に可愛いですね(　ｐ´∀｀)ｑ

サフランの会話イベントで取得できるスキル「奇跡」には笑っちゃいましたよ。
「よのなかにはふしぎなこともあるものです」。
祀梨と共に参戦させて大制空の元、航空艦船で戦ってもらいました。

ゴローンは旗艦？が「爆猿皇」とあっては、使わないわけにはいかないっしょｑ(｀∀´ｑ)
そろそろ新作を出してもらいたいものです。

ハンナはむっちむちな肉質感がヒットv(｀∀´v)
最近のこの人の絵ではクリティカルヒット。航空艦船を率いてもらいました。
東郷 + 祀梨 + サフラン + ハンナ　の四人で、「超戦術」+「大制空」のスキルコンボで戦いました。

コメント 1

いつの間にやらVer 1.02のアップデートが出ていたようですな。

プレイしやすくなったけれど、セーブデータが･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･

二周目をしっかりとクリアさせてから導入するべきだったよ(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ


魚市場の魚が周回プレイで最初から居るのは良いアップデートかな。
初期の資金難の時とか、指揮値15のような中途半端な時とか
埋めやすいしね。
by 鴫野 (2011-05-16 17:57)