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アレ系 「斬死刃留」クリアーq('-'* [アレ系]

メーカーはアモルファスです。

私にとって久々のガチ異種間ゲームという事で、早くから期待してたのだけど
延期~延期~と発売日が伸びて、気をもませてくれましたq(`∀´;q)

発売延期が続いたゲームは、たいてい発売されてもゲームの内容が中途半端だったりして
当初の想定した完成度に達していないであろうと思わせるものが多く心配していました。

けれど その不安は体験版をプレイした時に払拭されました( ´∀`)y-~~
これは待たされただけの価値はあるなと。

内容は5章仕立ての一本道シナリオで、選択肢はBADEND回避のためという感じ。
基本的に判断ミスによる敗北アレシーンが中心なので、アレの内容もそれに準じます。

ちなみに差分なしCG枚数は168、総回想数は49(その内、アレシーンは28)です。
CGは人物以外に車などが含まれているけれど、それを差し引いても多いですな。
作中でも贅沢にCGを使ってた印象です。

それでは長所短所を挙げていきます。

■長所■
☆ゲームの雰囲気作りが最高です。
☆人物情報や用語集、地図など、ゲームの進行に応じて更新されて状況が把握しやすい。
☆アレシーンは1シーンを除き、他はすべて異種間モノという徹底ぶり。
☆小説風で、きっちりと話がまとまってるのは良かったです。

■短所■
★アレシーンの尺が短い。
★舞台設定に違和感を感じるところが何箇所かあった。
★四叡の動機がよく分かりませんでした。


プレイ開始して最初に感じたのは、ゲームの雰囲気作りを大切にしてると感じたことでしょうか。

小説風の書き口は好みが分かれるとは思うのだけど、つらつらと地の文を積み重ねて
おどろおどろしい場面説明と、それに合致した気味の悪いBGM(叫喚絵図など)は
ゲームへの移入度を深めますねv(`∀´v)

次にシステム面で、このゲームには人物情報・地図・用語集というものがあり、
ゲームの進行に応じて随時更新されていくのだけど、人物情報はともかく
地図と用語集があるのは良かったと思います。

ゲームの舞台が主に東京周辺なので、私のようにそちらの地理に詳しくない者にも
「今はこの辺で戦っているのか」などと理解でき、よく分からない場所で行動しているのを
ただ想像して読んでるだけではなく、視覚的に理解できるようになっているのは美点だと思います。

ひとつ注文を付けるとしたら、第二章の中目黒から始まる地下鉄での一連の流れで、
地図の更新が地下鉄編を抜けた後に更新だったのが残念でした。

こういうところこそ、三回に分けて地図の更新を行って欲しかったですq(`∀´;q)

用語集については、難しい単語やゲーム独自の単語の説明がされてるんだけど
用語集で説明する分、本編で無駄に長い説明を入れなくて良いので、
話の腰を折らずスムーズに進行できてる印象です。

アレシーンについては最初に書いたように、選択肢で状況の判断ミスによる
敗北アレシーンが中心です。てか中心と言うか、それ以外は一つしかありませんが(;´Д`)ハァハァ

同人オリジナルの「Chained Valkyria」でお馴染みの異種間に強い絵師の人なので、
気持ち悪い妖魔達にヒロインたちが蹂躙されるのは良いですね( ´∀`)y-~~
存分に目の保養をさせてもらいましたv(`∀´v)

次にシナリオについては、色々な要素が混ざり合ってて上手く文章で表せないんだけど
ただ妖魔退治をするだけの伝記とは一線を画し、その過程で主人公の八重が困難に直面して
色々な人に助けられながら壁を乗り越えたり、またその中で心強い男性に心を惹かれたりと
人物間のドラマ性にも力が入っていたのは良かったです。

この辺は女性視点で、小説っぽい書き口で繊細に描かれているので
よく伝わってきますねv(`∀´v)

てか神崎、おまえは強すぎだろうと(;´Д`)ハァハァ
大人の男っぽくカッコよくて、さらに女主人公と恋愛をするというのは
一般的なアレゲーには無い展開で、新鮮な感覚で面白かったですv(`∀´v)

今作の怪異についての一連の話も、最初はほんの欠片しか情報が与えられておらず
ゲームを読み進めることで、じわじわと謎が解き明かされていくのが楽しかったです。
ラストの変身あたりも物語の締めとして良いまとまりになったんじゃないかと思っています。

ではここからは短所でも。

このゲームの購入のそもそもの動機は、異種間中心のアレシーンを見たかった事で、
実際にアレシーンの回想数は多く、相手役の妖魔のバリエーションも多くて絵的には
良かったんだけど、アレシーンの尺が短すぎます(;´Д`)ハァハァ

本編シーンで小説風なのは良いのだけど、アレシーンまで小説風だったので
地の文が中心でセリフが極端に少なく、存分に喘ぎ声を聞けないのは大きな欠点だと思いました。

あと敗北アレシーンのためBADEND直行になり、一回きりばかりになってます。
噛めば噛むほどというような徹底的に貪りつくすような展開がなく、八重の場合だと

「初めてで痛い → でも気持ち良くて即堕ち」

というワンパターン化してたのが残念でした。
小説風の書き口の良し悪しもあるのだろうけど、地の文が多いならBGV(バックグラウンドボイス)は
入れておいて欲しかったかなと。セリフが少なくて実用的ではありませんでした。

次に舞台設定に対する違和感でも。

怨霊の力で先の大戦に勝利し領土を広げたが、その怨霊の力により東京の一部が魔都になり
妖魔があふれ出る世界観なんだけど、いくらなんでも川向こうに打ち捨てられた地区や
妖魔出現の多発地帯があるのに、日常は普通に仕事をしてたりと平和なのが気になりました。

またこの世界観で横須賀に米軍がいるのも違和感を感じました。
怨霊を利用した軍閥政府がクーデターで倒れて、周辺諸国が反撃に出て日本が
領土の大半を失うとはあるけれど、結局この世界観でも国内に米軍基地があるのかなと。

妖魔があふれ出る世界観を作っておきながら、実際の話の流れでは
現実の歴史と同じような感じになってるのが違和感の原因かなと。

これなら最初から怨霊による力で大戦に勝利して~というのではなく、
終戦直前に大逆転を狙って怨霊の力を使おうとしたが失敗して、その傷痕だけが残った
という風にした方がすんなり行くんじゃないかと思ったぜq(`∀´;q)

最後はラスボスの四叡の動機について。

幼い頃から天才児ゆえに世の中を達観してしまい、性根が捻じ曲がったと言えばそれまでだけど、
この騒動の動機がいまいちピンときませんでした。

ぶっちゃけて言ってしまえば、この動機はアレゲーには相応しくないかなと。
一般ADVやRPGゲームならこの動機でも良い気がするんだけど、せっかくアレゲーなんだから
もっと悪の衝動に突き動かされたり、性根の腐ったエロい性格でも良かったんじゃないかなと。

この辺の求める差異は、作り手側が伝記物として八重の成長や怪異の顛末を中心とした
物語重視に対して、プレイ側の私としては憎い敵役や気持ちの悪い妖魔との濃厚なアレを
求めていた点の違いかなと思いました。


■まとめ■
ドラマ性があって話もよくまとまっており、伝記物としてはとっても面白かったですv(`∀´v)
状況を分かりやすくする地図などもシステム内にあって、内容を理解しやすかったのもポイント。

ただアレシーンの尺が短いので、せっかくの映える異種間シーンの絵が勿体無いかなと。
アレシーンで絶対的に足りないのは尺のうちのセリフ部分ですq(`∀´;q)

地の文8 : セリフ2 程度では、どうひいき目に見ても実用的ではないかなと(;´Д`)ハァハァ

斬死刃留

斬死刃留

  • 出版社/メーカー: AMOLPHAS
  • メディア: DVD-ROM


■個人的に困ったこと。■
異種間ばかりということで、…これって触手中心で、口取りシーンないじゃんヽ(`Д´)ノ

志乃や鏡子が地蟲にこまされて、ご奉仕してるシーンが欲しかったよ・゚・(ノД`)・゚・

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