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本 「人類の足跡10万年全史」 読み終わりました。 [本]

な、なんか半年以上掛かった気がするけど、とりあえず一通り読めたぜ('-'*

作者の見解による、人類拡散のシナリオが書かれてました。

気候変動による出アフリカルートの選定や、過去に世界へ拡散しつつも
滅びてしまった旧人達の話など。
私が高校で勉強した世界史の内容から比べると
今はすごい研究が進んでるんだなと驚きました。

ちなみに本書では出アフリカ説で、他地域進化型ではありませんd('-'*
※他地域進化型というのは、ジャワ原人→東南アジア人、
クロマニヨン人→ヨーロッパ人に進化した、みたいな発想。


さて、では、読んでて気になった項目をピックアップでも。

■脳が小さくなってる現代人。
脳容量のピークはちょっと前の種族らしい。
どうやら脳の大きさ至上主義では不便を感じて小さくなったのかな。
その当時では、大きすぎる脳は不要なだけだったかもしれないけど('-'*


■遺伝的浮動。
狭い孤立した範囲内で世代を重ねると、何世代か後に
複数あった遺伝子の種類が一つになってしまうこと。
本書でたびたび出てくる言葉です('-'*

100~400人くらいの集団だと16世代くらい経つと、
複数あった系統が一つにまとまっていくらしい。


■紅海を渡るのに及び腰の人類。
この項目の「ほぼ確実に、海の向こう側にほかの者たちがいたことだ」という
セリフにはちょっと、ぞくっとしました('-'*


■「誰がアメリカに渡ったか」。
難しくてよく分からなかったぜ(;´Д`)ハァハァ
ただ、学者達を悩ませる、アメリカ各地の不思議な遺伝系統の配分は
最終最大氷期というのが鍵になってるそうな。

通常、移動ルートとしてはシベリアから、(当時は陸続きだった)ベーリング海峡を
通ってアラスカに入って南下、拡散なのだけど、渡った後に氷河期が来たりで
ややこしいみたいだ。

( '-').oO(ずっと夜勤で読んでたので、強烈な眠気との戦いだったぜ)



まとめ。
翻訳された本なので、日本語がちょっと難しいところがありますが、
興味深い点が多かったです。アメリカ編の話が少し、ややこして
ピンと来なかったのは、まぁ私の読解力不足ということでq(`∀´;q)

人類の足跡10万年全史

人類の足跡10万年全史

  • 作者: スティーヴン オッペンハイマー
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2007/08/31
  • メディア: 単行本



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